[title]
ロンドンにおける電動キックスクーターの被害といえば、歩道で荒く乗り回す人と歩行者がスレスレですれ違うことが思い浮かぶかもしれないが、それだけではない。実は、地下鉄などの公共交通機関の中で、電動キックスクーターや電動一輪車が炎上するという事故も発生しているのだ。
ロンドン交通局(TfL)がそれらの火災事故を調査したところ、バッテリーの欠陥が原因で火が発生し、有毒な煙も出ることが判明。その結果、同様の火災の被害を防ぐため、TfLは2021年12月13日から個人所有の電動キックスクーターおよび電動一輪車の持ち込みや使用を禁止することにした。
ちなみにTfLは、電動キックスクーターのレンタルサービスを運営している。(知らないかもしれないが)同サービスで借りられるものは、ロンドンの公共空間で唯一法的に乗ることが認められている電動キックスクーターではあるのだが、これらも新ルールの対象となる。ロンドンではもはや、電動キックスクーターを持って、地下鉄やバスに乗ることはできないので注意しよう。
関連記事
『電動スクーターのシェアリングサービスがニューヨークでさらに拡大』
『折りたたみ式電動バイクのシェアサービスShaeroが始動』
『パリ市が100%自転車で移動できる街になるための計画を発表』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら