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日本のコンセプチュアルアーティストのパイオニアである草間彌生は、近年、没入型インスタレーション「Infinity Mirror Rooms」のおかげで世界で最も人気のあるアーティストの一人となった。
しかし、彼女は派手な照明や鏡のトリックだけでなく、巨大でサイケデリックなカボチャをモチーフにした作品も手がけている。2024年7月4日(木)から、そのうちの一つが「サーペンタイン ギャラリー」のプログラムとしてロンドンで展示されることになった。
展示場所はサーペンタイン ギャラリーが位置する「ケンジントン ガーデンズ」内のラウンドポンド付近。置かれるのは、高さ6メートル、直径は5.5メートルの大きさを誇る黄色いカボチャの作品だ。同ギャラリーは、2000年に草間にとってイギリスで初めての回顧展を開催した場所。今回の展示は、ゆかりの地への回帰を意味するものでもある。
草間自身は、「巨大カボチャに愛を込めてロンドンに送ります。子どもの頃からカボチャは私にとって大きな癒やしでした。触るととても優しく、色も形もとても魅力的です。謙虚であると同時に愉快であり、生きる喜びを私に語りかけてきます」とコメントを寄せている。
このニュースは、ロンドン東部のギャラリー「ヴィクトリア ミロ」が、夏の終わりに「Infinity Mirror Rooms」も新作を含む草間の個展を開催することを発表したことに続くもの。2024年のロンドンは、「草間一色」になりそうだ。
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