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エジプトのカイロ郊外、ギザのピラミッドの向かいで建設されていた「大エジプト博物館(The Grand Egyptian Museum)」の扉がついに開かれた。
とはいっても、正式オープンはまだ先。2024年10月16日から、12の部屋から成るメインギャラリーにおいて、1万点以上の遺物を紹介する常設展示へ来館者を迎え入れるトライアル運営がスタートしたのだ。
同館は2012年に着工。2020年の全館公開を目指していたが、オープン日が何度も先延ばしになっていた。
その遅れにはいくつかの要因がある。まず、約10億ドル(1,501億7,833万円)にも上る費用だ。そして国の政情不安、そしてもちろん新型コロナウイルスによるパンデミックも影響した。
全館を一般公開する正式オープンの日程は、今のところ分かっていない。今回の「トライアル」は、館内のどのエリアが混雑しやすいかなど、運営上の不都合を洗い出すために実施されるという。
同館は正式オープンすれば、50万平方メートルの面積を誇る世界最大の考古学博物館となる。収蔵品はなんと10万点。その中には、ツタンカーメン王の墓からの出土品も含まれる。
ただ、現段階でも、今年にオープンした博物館のベストリストに入るのは間違いなさそうだ。
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