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オーストラリアでは、メルボルンとシドニーという2つの都市がライバル関係にあるが、最近では、我々の街であるメルボルンに軍配が上がっているようだ。
まず、メルボルンは世界で4番目にLGBTQIA+に優しい都市に選ばれ、シドニーはトップ10にすら入らなかったというニュースがあった。別の調査では、メルボルンは世界で最も友好的な都市に選ばれたが、シドニーは13位と振るわず。現在ビクトリア州の州都であるメルボルンは、2031年までにシドニーを抜いてオーストラリアで最も人口の多い都市になる勢いにあるようだ。
オーストラリア連邦政府が2023年1月頭に発表した最新の人口予測によると、2031〜32年にはメルボルンの人口が現在の約500万人から約610万人へ上昇する見込みだという。これに対して、シドニーの同時期までの人口増予測は、600万人にとどまった。また同調査では、メルボルンを有するビクトリア州全体の人口は、同660万人から780万人に膨れ上がるという試算も出ている。
パンデミックのさなか、メルボルンでは海外からの移住が完全にストップ。逆に住民がクリーンズランド州など州外へ移住するために荷造りをしたおかげで、2020〜21年の間に市の人口増加率はマイナスに落ち込み、1.6%減少した。しかし、状況は好転。メルボルンは立ち直りつつあるようだ。
ビクトリア州には、素晴らしいレストラン、バー、ギャラリー、ライブハハウスがたくさんある。そのことは地元の人間にとってはそれほど驚くことではないが、今回の予測は、その全てを共有できる人がどんどん増えると考えることができるだろう。
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『Melbourne is set to overtake Sydney as the nation’s largest city by 2031(原文)』
『世界で最もLGBTQ+の人々に友好的な都市はレイキャビック』
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