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2027年、東急百貨店本店跡地に地上36階の複合施設がオープン

建築デザインはノルウェーのスノヘッタ、「ザ・ハウス・コレクティブ」が日本初進出

編集:
Genya Aoki
寄稿::
Mariko Dedap
東急
Image by Proloog , Copyright Snøhetta 外観イメージ
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「東急百貨店」、「東急」そして「Lキャタルトンリアルエステート(L Catterton Real Estate、以下LCRE)」は、3社共同で推進する「渋谷アッパーウエストプロジェクト(Shibuya Upper West Project)」の計画概要を発表した。同計画では、2023年に解体予定の「東急百貨店本店」跡地に、地上36階地下4階の複合施設を建設。2027年の竣工を目指す。

複合施設では、ショップやラグジュアリーホテル、賃貸レジデンスが展開される予定だ。複合文化施設「Bunkamura」と隣接するため、伝統文化から時代を率いるアートやトレンドまで、さまざまな文化が融合する渋谷の新しいランドマークとなることに期待したい。

キーコンセプトは「Tokyo’s Urban Retreat」。渋谷の喧騒(けんそう)から離れ、身体的、精神的、知的に満たされるような都心のオアシスを目指し、施設内には、光が降り注ぐアトリウム「ザ ハイブ(The Hive)」と、緑豊かな「ザ サンクチュアリ(The Sanctuary)」という2つの中核的空間が設けられる。

建築デザインを担当するのは、ランドスケープに合わせたサステナブルでコンセプチュアルな空間づくりを得意とする、ノルウェーの建築デザイン事務所「スノヘッタ(Snøhetta)」。ホテルは、香港や中国本土、アメリカなどで洗練された個性豊かなラグジュアリーホテルを展開する「スワイヤーホテルズ(Swire Hotels)」の「ザ・ハウス・コレクティブ(The House Collective)」が日本に初進出する。

Bunkamura オーチャードホール
Bunkamura オーチャードホール

Bunkamuraは、オーチャードホールを除き、2023年4月上旬から休館し、複合施設の開業とともに営業を再開する。休館中も、東急および東急文化村は「シアターコクーンをはじめとするそのほかの機能は、東急線沿線の周辺施設や東急グループ各施設などで活動を継続していく」としている。

東急グループとLCREは、持続可能な開発目標の達成に向け環境とサステナビリティに配慮した国際認証の取得も見据えているという。渋谷の中心でやすらぎを感じられる、都心のオアシスの完成を今から心待ちにしたい。

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