[title]
世界の巨匠、黒澤明の監督作「生きる」は、市役所に勤める真面目な男・渡辺勘治がある日突然胃がんに冒され、残り少ない人生の意味を探し奮闘する物語だ。1952年に公開されて以来、世代や国を越えて人々に感動を与えてきた。この作品を世界で初めてミュージカル化し話題を呼んだ公演「ミュージカル『生きる』」を、2023年9月に「新国立劇場」の中劇場で再び上演することが決定した。
メインキャストを一新して3度目の上演
ミュージカル「生きる」は、過去2018年と2020年に上演されている。初演以来、主演の勘治を演じ続けるのは、日本ミュージカル界のレジェンドである市村正親と鹿賀丈史。演出は宮本亜門が担当する。今回の上演の注目どころは、メインキャストのほとんどを新たな俳優が演じることだ。出演は以下の通り。
渡辺勘治:市村正親、鹿賀丈史(ダブルキャスト)
渡辺光男:村井良大
小説家:平方元基、上原理生(ダブルキャスト)
小田切とよ:高野菜々(音楽座ミュージカル)
渡辺一枝:実咲凜音
組長:福井晶一
助役:鶴見辰吾
佐藤誓
重田千穂子
田村良太
治田 敦、内田紳一郎、鎌田誠樹、齋藤桐人、高木裕和、松原剛志、森山大輔、あべこ、彩橋みゆ、飯野めぐみ、五十嵐可絵、河合篤子、隼海惺、原広実、森加織
2023年春には、イギリスでカズオ・イシグロが脚本を手がけた、リメイク版となる映画作品「生きるLIVING」の日本国内上映も予定されている。ミュージカルの上演を楽しみに、気になる人はチェックしてみては。
関連記事
『2023年春、新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX」が開幕』
『坂本龍一が音響監修した映画館が「東急歌舞伎町タワー」内に開業』
『上質な音と食事、ブルーノートのダイニングが恵比寿ガーデンプレイスに登場』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら