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新型コロナウイルスワクチンの供給が進み、予防接種を受けた人にとっては海外旅行が身近なものになってきた。ワクチン接種済みの旅行者を、追加の検査や隔離なしで受け入れる国のリストは徐々に拡大。最近加わった国の一つに、ドラマチックな滝や癒やしの温泉で我々を魅了するアイスランドがある。
アイスランドはこの一年、革新的な方法を取り入れ、より安全に観光客を迎えることに関して世界をリードしてきた。まず2020年6月、到着時の検査で陰性であれば、隔離措置なく入国できる措置を導入。8月には水際対策を強化する目的で、到着時の検査と五日間隔離後の再検査を行う「二重検査」を開始した。
さらに12月には、欧州経済領域内からの旅行者で、過去に新型コロナウイルスにかかり回復したことが証明できる人は、自由に入国できるという対応もスタートさせている。
そして2021年3月18日から、アメリカやイギリスを含む全ての渡航者が、ワクチン接種を終えていれば、検査や隔離を受けることなくアイスランドに入国できるようになったのだ。これは今年の初めに発表された、ワクチン接種済みの欧州連合(EU)圏の旅行者への検査や隔離を不要としていた従来の方針を更新したもの。
ワクチン接種済みの旅行者はアイスランドへの入国時、認定されたワクチンの完全接種(必要に応じて2回接種)を証明が必要。認定ワクチンには、ファイザー社、モデナ社、アストラゼネカ社、ジョンソン・エンド・ジョンソン社製が含まれる。
腕に注射を2本打てば、アイスランドの「青い温泉」として知られるブルーラグーンへだいぶ近づける。それだけでもワクチン接種を受ける価値は十分にあるだろう。
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