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2022年5月30日、人気ベーカリー「アマムダコタン」が仕掛けるドーナツ専門店、「アイムドーナツ(I’m donut ?) 渋谷店」が青山通りの一角にオープンした。同店は中目黒店に次ぐ2店舗目で、ふわふわな食感ととろけるような口溶けが特徴的な「生ドーナツ」をはじめ、80種のドーナツを展開。1号店の10倍の品揃えというのも驚くが、種類の豊富さだけでなく、その中身にも注目が集まっている。
ドーナツは、菓子系と総菜系の2種があり、生地はブリオッシュ、リュスティック、スパイシーなど全9種をラインアップ。「さまざまなドーナツを用意することで、テーマパークのように常にお客さまの気持ちをワクワクさせるような場を提供したい」という、オーナーシェフの平子良太の思いを実現した品揃えになっている。
店内は、モルタルの壁にグリーンやドライフラワーが映えるスタイリッシュな空間。まずはトレーを手に取り、時計周りにずらりと並ぶ色鮮やかなドーナツたちの中から、気になるものを探してみよう。
オーナーのいちおしは、卵黄を多めに含んだ「たまごブリオッシュ生地」を使用した「フレンチクルーラー」(290円、以下全て税込み)。今までつなぎに使っていたカボチャの代わりにクリームチーズを使用し、卵をたっぷり含ませた生地は、ほんのり甘いのが特徴だ。砂糖でコーティングしたサクッとした表面とじゅわっとジューシーな内側との対比がクセになる。
ワインに漬けて戻したレーズン、パイナップルなどのドライフルーツを「たまごブリオッシュ生地」に混ぜ込んだ「フルーツ」(346円)もおすすめ。表面はさっくり、内側は芳醇(ほうじゅん)な生地とフルーツの甘酸っぱさが絶妙にマッチしている。
グルテンアレルギーの症状が出にくいといわれている有機スペルト小麦の生地に、ホワイトチョコレートとクランベリーをトッピングした「スペルトホワイト」(346円)は、見た目もかわいらしい一品。ちょっとした手土産にも最適である。
オールドファッションドーナツは、棒のようなフォルムの「ファッションスティック」として登場。「キャラメルナッツアイボリーチョコレート」「ザクザクチョコクランチ」「トロピカルホワイトチョコ」の3種があり、一番人気はピスタチオやマンゴーなどをトッピングした「トロピカルホワイトチョコ」(443円)だという。フルーティーな味わいとザクザク食感はやみつきになること間違いなしだ。
総菜系を狙うなら「アイムバーガー?」(497円)は必ず押さえておきたいところ。スペルト小麦のバンズで挟んだ肉汁あふれるパティは、小ぶりながらも歯ごたえがあり、うま味たっぷり。しっかりとした満足感が楽しめるだろう。
「ドーナツアマンオレンジ」(410円)は、焼き上がった後しぼんでしまったドーナツをハニーバターで焼き、クイニーアマンのように仕上げて再生させた「サステナブルドーナツ」の一つ。シロップ漬けしたオレンジの酸味が程よいアクセントになっている。このほかにも、地球に優しく、なるべくゴミを出さないメニュー開発に力を入れている。
贅沢なトリュフを忍ばせたドーナツの「トリュフ」(313円)も見逃せない。表面はさっくり、内側はもっちりとした弾力感がある菓子生地と、香り高く大人の味が楽しめる唯一無二のドーナツだ。
自由な発想で生まれたドーナツは、目も舌も楽しませてくれるものばかり。渋谷店でさらなる一歩を踏み出した「アイムドーナツ?」は、ますます注目を集める存在になりそうだ。
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