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横浜市のホテルニューグランドでは、1964年に開催された最初の東京オリンピックにちなんだ『1964 選手村食堂メニュー』を提供中だ。同ホテル2代目総料理長の入江茂忠は、当時のオリンピックの際、全国から集まった約300人のシェフと共に選手村女子食堂で腕を振るったという。今回のメニューは、そうした歴史や物語を食を通して体験してもらいたいという思いから企画、タワー館5階のパノラミックレストラン ル・ノルマンディと本館1階のコーヒーハウス ザ・カフェで2021年9月5日(日)まで展開される。
ル・ノルマンディでは『タスマニアサーモンのミ・キュイ ニース風 キャベツとリンゴのサラダ添え』『仔羊のロースト』『牛フィレ肉のステーキ ソース・ベルシー』などを含むコース(1万3,310円から)、ザ・カフェでは当時の選手村で人気を集めた『ペッパー・ステーキ』をメインに据えたコース(6,110円)を提供する。いずれもアスリートのパフォーマンスアップも考え、ヘルシーかつ栄養価の高いメニューなのが特徴だ。
同ホテル本館は銀座和光も手がけた渡辺仁による設計で、2007年には近代化産業遺産の認定も受けている。そんな本物のレトロ空間で、食を通して半世紀以上前の東京オリンピックに思いをはせてみては。
テキスト:間庭典子
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