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ニューヨークで今クールなストリートはアストリアの30th Ave

『Time Out Index』でニューヨーカーが注目

Shaye Weaver
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Shaye Weaver
Editor, Time Out New York
30th Avenue Astoria
Photograph: Shaye Weaver/Time Out
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ニューヨーカーの暮らしぶりが、世界の都市文化に影響を与えることは多々あることだ。ニューヨークはボーダーを押し広げ、トレンドを生み出し、そして自分たちの街を世界で最もクールな都市にしてしまうような人たちであふれている。

ニューヨークのあらゆる場所で起きていることがこの街を最高のものにしていると言っても過言ではないが、いつの時代でも、ニューヨークでも「今は◯◯がクールだ」などと、注目が集まる場所はあるものだ。2021年初めに行われた、全世界対象の大規模な都市調査『Time Out Index』の一環として、我々は読者にそれぞれの人が住む都市で最もクールな「ストリート(通り)」はどこかと質問。

その結果、今のニューヨークでは、クイーンズ区アストリアに通る30thアベニュー(30th Ave)に注目している人が多いということが分かった。

クイーンズの北西部に位置するアストリアは、確かに飛躍的に発展している。マンハッタンへの通勤時間が短く、おいしい店が集まっているこのエリアは、若い社会人にとってのホットスポットになりつつあるのだ。

アストリアの主要な通りの一つである30thアベニューには、Ovelia、Vesta、Comfortland、Via Trenta、Shady Ladyなど、あらゆるジャンルの地元密着型飲食店やマンハッタンの店に匹敵するほど素晴らしいバーが並んでいる。

夏の夕方などには、この通りはこれらの店に夕食を食べにきた地元民や屋外席で酒を楽しむ人たちでにぎわい、エレキギターでごきげんなカバーナンバーを披露するミュージシャンの姿があちこちで見られる。

この通りは以前からグルメな人たちを引きつけていたが、ここ数年でAmple Hills Creamery、Chip City、Bellucci Pizza、Krave It Pizza & Sandwich Jointなどがオープン。カジュアルなカリフォルニア風メキシコ料理で人気のローカルチェーン、Calexicoも出店を果たした。

こうしたことを見てみても、この場所の盛り上がりが分かるはずだ。30thアベニューが今アツいという我々の意見に、賛成の人も反対の人もいるだろうが、以下にこのストリートの楽しみ方をまとめてみた。 

食べる:Comfortland

独創的なコンフォートフードメニューが豊富。おすすめは『Demon Slayer』というサンドイッチだ。長いパンに挟まっているのは、フライドチキン、モッツァレラチーズ、ベーコン、キャラメルオニオン、レタス、トマト、ランチドレッシング、バーベキューソース。周りの目を気にせずに、口を大きく開けてかぶりつこう。

飲む:Sweet Afton

30thアベニューで一杯飲むならSweet Aftonへ。トライするべきは、カクテル『She's The One』。イチゴとハイビスカスをインフューズしたウオッカ、マチュピスコ、コッキローザ、グレープフルーツコーディアル、レモン、バニラで作られている。

見る:Welling Court Mural Project

豪華で挑発的な壁画やグラフィティ作品で、地域の美化と活性化を行っているプロジェクト。街歩きをしながら、屋外アートが楽しめる。

原文はこちら

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