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2019年に公開された「ジョーカー」は、世界興行収入10億7,000万ドル(約1,426億円)の大成功を収めた。加えて、アカデミー賞では11部門にノミネートされ、ホアキン・フェニックスが主演男優賞、ヒドゥル・グドナドッティルが作曲賞に輝いている。
この役はこれまで、ジャック・ニコルソンやヒース・レジャーなどが演じ、それぞれの方向性を示してきたが、監督トッド・フィリップスによるジョーカーは、これまでで最も「ダーク」な場所に持っていったのである。
このほど、2023年2月14日に監督のフィリップスが自身のInstagramに「ハッピー・バレンタインデー」というコメントとともに、レディー・ガガがフェニックスの頬を手で包む写真を投稿した。
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このことを受け、ますます公開が待ちきれなくなってきた「ジョーカー」続編に関して、これまでに判明していることを以下に整理しておこう。
1. 続編のタイトルと公開日は?
ジョーカー続編の正式タイトルは「Joker: Folie à deux(原題)」だ。フランス語の副題「Folie à Deux(フォリ・ア・ドゥ)」は「2人の狂気」と訳され、2人(この場合はジョーカー、別名アーサー・フレックと彼のセラピストから恋人になったハーレイと思われる)が共有する妄想疾患であると定義されている。
映画は2024年10月4日(金)に全世界公開予定だ。
2. キャストは誰?
2022年6月にフェニックスが続編の脚本を読んでいる姿が公開されており、彼が主役を再び演じることになる。ジョーカーの成功のおかげで、彼の給料は450万ドルから2,000万ドルになると、ハリウッドでは噂されている。
ハーレイ・クイン役には、スーパースターのレディー・ガガを指名。映画「スーサイド・スクワッド」ではマーゴット・ロビーがハーレイを演じたが、ガガの解釈はフェニックスのジョーカーと同様に、より気骨のあるものになるだろう。
ザジー・ビーツは、アーサー・フレック(ジョーカー)が交際していると信じていた隣人のソフィー・デュモンド役で再登場。ジェイコブ・ロフランドは、続編の大部分が舞台となる精神病院「アーカム・アサイラム」の収容者に決定したと報じられている。
また、映画「ヒットマンズ・レクイエム」のブレンダン・グリーソンと「ゲット・アウト」のキャサリン・キーナーも、未公開の役柄で出演予定だ。
3. 監督は誰?
トッド・フィリップスが、脚本家のスコット・シルバーと共同執筆した脚本をもとに、続編のカメラマンとして戻ってくる。
4. どんな物語になるのか?
プロットはまだ秘密にされており、2024年初頭に予告編が公開されるまで詳しいことは分からないだろう。
ネット上の推測によると、第1作の最後でジョーカーが入院したアーカム精神病院が舞台となるようだ。そうなれば、タイトルにある「2人の狂気」とも一致する。ジョーカーとハーレイは病院で交わるのだろうか?
「バットマン:アニメーテッドシリーズ」で初めて登場したハーレイのオリジンストーリーは、ジョーカーがアーカムに収監されているときに、彼のセラピストとして働いていた彼女が初めて出会うというもの。やがてジョーカーはハーレイを誘惑。彼女の人格はハンマーを武器とする犯罪者のガールフレンドに変貌し、一発芸を延々と披露するようになる。
5. 「ジョーカー2」は「バットマン」と関係があるのか?
バリー・コーガンが「バットマン」のラストシーンでジョーカーとしてカメオ出演していることを考えると、同作品とジョーカー・フランチャイズとの関連はなさそうである。1つ考えられるのは、フェニックスが演じるアーサー・フレックが、後にジョーカーの座に就く者たちにインスピレーションを与えるというシナリオだ。
これまでのところ、ジョーカーはDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)(映画「ジャスティス・リーグ」「アクアマン」「ワンダーウーマン」など)には含まれない位置にいるようで、ジャレッド・レトが演じたジョーカーの続編と考えるべきものではないだろう。
「ジョーカー」と「バットマン」は、どちらもDCEUとは関係なく、興行的に大ヒットを記録したことは特筆に値する。現在、DCEUではより硬質なインディペンデントな映画が人気を博しており、「ジョーカー」もそれに続くものと期待されている。
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