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J・K・ローリングが額に傷のある少年の物語を出版して以来、世界は変わってしまった。7作目の『ハリーポッターと死の秘宝』で物語が完結しても、「ポッターヘッズ」たちは揺るぎない忠誠心を持ち続け、作品への関心は高まり続けている。それを証明するかのように、2017年にイギリスの大英図書館で開催された『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展のチケットは、即日完売したことからも明らかだ。
ところで、ロンドンに行けなかったファンにとって朗報だ。いよいよ2021年12月18日(土)から同展が東京ステーションギャラリーで開催される(兵庫県立美術館で11月7日まで一足先に開催されていた)。
本展ではローリングが物語を創作する際に使用した初期のメモやスケッチなどが展示されるほか、作者にインスピレーションを与え、基礎を形成した歴史的な神話や文化を記録した大英図書館の貴重な資料も公開される。
特に興味深いのが物語の背景になった魔法や占い、錬金術、呪文などを紹介するコーナー。神話上の生き物に関する中世の百科事典から、古代エジプトの占いまでハリー・ポッターに欠かせない、魔法にまつわるさまざまな資料が集まる。
もし、開催まで待てないという人は、展覧会の一部はGoogle Arts & Cultureで無料公開されているのでチェックしてみよう。17世紀に魔女として不当に非難された男女の物語や、イラストレーターのジムケイが本の挿絵を描くために行った研究、魔法の歴史にまつわる10のトリビアなどを詳しく紹介している。閲覧後はホグワーツ魔法魔術学校の授業を、オンライン受講したような気分になるはずだ。
『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展は、東京ステーションギャラリーで2021年12月18日(土)から2022年3月27日(日)まで開催。チケットは11月29日10時から、ローソンチケットのサイトで販売される。入場料は、一般2,500円、大学生1,500円、中学生以下500円。
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