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世界の豪華列車「オリエント急行」を貸し切ったディナープランが箱根で開催

ルネ・ラリックが手がけた幻想的な列車内で特別な夜を過ごす

Hisato Hayashi
編集:
Hisato Hayashi
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芸術を五感で味わうスペシャルディナー −オリエント急行貸切プラン
Photo: Onkochishin
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19世紀から20世紀を代表するフランスのガラス工芸家、ルネ・ラリックをテーマにした「箱根ラリック美術館」併設の複合施設「Hakone Emoa Terrace by 温故知新」で、初のディナーコースを提供。実際にヨーロッパで運行していた、豪華列車「オリエント急行」の列車内の特別企画として話題を呼んでいる。

芸術を五感で味わうスペシャルディナー −オリエント急行貸切プラン
画像提供:温故知新

スペシャルディナーの舞台となる列車は、1928年にルネ・ラリックが室内装飾を手がけた、パリとフランス南部を結ぶ「コート・ダジュール特急」。優美な輝きを放つ150枚以上のガラスパネルが貼りめぐらされ、ブドウや男女のレリーフが施された彫像パネルが車内を彩っている。

芸術を五感で味わうスペシャルディナー −オリエント急行貸切プラン
画像提供:温故知新

2001年まで使⽤され、2004年に箱根の山を登り美術館へと移設された。通常は9~17時の営業時間内の展示で、これまでにも予約制でティータイムやランチの営業を行なってきたが、今回は初の試みとして夜の時間帯に実施する。

内容は、オリエント急行をイメージしたカラーを好みに合わせて重ねていくカクテル作り体験から始まり、ラリックの人生や作品をイメージした料理の数々を提供。その日に仕入れた新鮮な西湘野菜や、箱根の季節の素材をふんだんに使用したこだわりのコースとして、前菜2品、魚料理、肉料理、アートスイーツ、食後のドリンクなどが楽しめる。

芸術を五感で味わうスペシャルディナー −オリエント急行貸切プラン
画像提供:温故知新

料金は、1人につき1万5,950円(1回12人まで、税込み)。予約は、「日本の魅力を感動体験として届ける」をテーマに掲げる「Otonami」(おとなみ)限定で受け付け。初回開催⽇は2024年7⽉5⽇(⾦)で、今後は⾦・⼟・⽇曜・祝⽇を中⼼に予定している。

美しく幻想的なラリックの装飾に囲まれて、特別なディナータイムを過ごしてみては。

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