[title]
「地域と風土」をテーマに、世界各地の音楽や祭りを探求する大石始の新著「異界にふれる ニッポンの祭り紀行」(1,485円、税込み)が、2024年5月21日(金)、産業編集センターから発売する。
北は秋田県男鹿半島、南は沖縄県宮古島まで全国18カ所を旅して、地域に伝わる祭りや年中行事を全256ページにまとめ上げた一冊だ。
例えば、一度は名前を聞いたことがあるだろう「ナマハゲ」(秋田県男鹿市)や「おわら風の盆」(富山県富山市)。「日本三大奇祭」の一つであり、火の粉を浴びた人には幸福が訪れるという火祭り「ケベス祭」(大分県国東市)などの有名な祭りから、知る人ぞ知る異形の祭りまで、丁寧に取材を重ねた。
また、千年以上続く豊穣(ほうじょう)と繁栄の祈願「徳丸の田遊び」(東京都板橋区)や、2匹のコイをまな板に乗せてさばく「まないた開き」(東京都台東区)など、東京の知られざる祭りも見逃せない。
よそ者として地域の習俗に飛び込み、住民と触れ合い見えた異界とは――。大石は本の前書きで以下のように語る。
「祭りという非日常に身を浸すことによって、心と身体は少しだけ軽くなる。これは僕の実体験だから間違いない。ニュースを見ているとうんざりするようなことばかりだけど、祭りの場にいると、まだ少しだけ世界を信じられるような気がする。まだまだこの世は捨てたもんじゃない。そんなかすかな希望を抱くことができるのだ」(序文より一部抜粋)
Amazon、楽天ブックスなどオンラインストアのほか、「紀伊国屋書店」「ジュンク堂」など全国の書店で販売。「非日常=ハレ」の旅を堪能しよう。
関連記事
『岡本太郎の右腕、千葉一彦が語る「太陽の塔」と大芸術家の素顔』
『「富江」「うずまき」人気作品に迫る、伊藤潤二初の大規模個展が開催』
『「鬼大名」の鬼頭健吾・大庭大介・名和晃平による「東 京都 展」が開催中」
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら