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渋谷で最も人が集まる待ち合わせ場所として有名な忠犬ハチ公像。近年は、新たな観光案内所の「シブハチボックス」も設置され、移り変わる時代の中で常に渋谷の人々を見守り続けてきた。
そんなハチ公の犬種は秋田犬であることを知っているだろうか。渋谷区観光協会は、秋田犬のふるさとである秋田県大館市とともに、生誕100周年を祝う「ハチ公生誕100年プロジェクト(HACHI100)」を展開する。
現存のハチ公像は2代目、知られざるエピソードも
生前のハチ公は、1923年11月秋田県大館市に生まれ、生後2カ月で渋谷町大向の一角に住んでいた東京帝国大学教授の上野英三郎に譲り受けられたという。教授とハチ公の涙なしには語れないエピソードは周知の通り。1932年、東京朝日新聞に「いとしや老犬物語」として報道され、その名は全国に広まった。
1934年、有志により建てられたハチ公像だが、戦時中には武器生産に必要な「金属類回収令」のもと撤去されてしまった。現在のハチ公は2代目として、1948年から現在まで渋谷のシンボルとして存在している。
ハチ公にまつわるイベントやグッズ情報を紹介
「HACHI100」では、プロジェクトにまつわる公式ウェブサイトと公式SNSを開設。今後は秋田犬のツーリズムECショップ(グッズ販売ページは2022年10月に開設予定)や、イベント時に販売を予定している。
渋谷とハチ公の故郷である秋田県大館市発進の、後世に受け継ぐストーリーをチェックしてみては。
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