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銀座にエイチ・アンド・エム(H&M)がパワーアップして帰ってきた。2023年5月11日にオープンした「エイチ・アンド・エム 銀座並木通り店」は、日本初のコーヒーショップを店内併設した店舗だ。さらに、実店舗では初となるインテリアブランドの「エイチ・アンド・エム ホーム(H&M HOME)」商品を取り揃える。
売り場面積は約1300平方メートルで、1階から3階までの3フロア構成。1階にはコーヒーショップとエイチ・アンド・エム ホーム、およびレディース商品が並ぶ。2階がレディース、3階がメンズとなる。
コーヒーショップ併設店舗は、本社があるスウェーデンから始まったもので、現在もスウェーデンとドイツの数店舗のみでしか展開していない貴重な店舗モデル。銀座並木通り店では、京都の「小川珈琲」によるコーヒーやカフェラテ、紅茶などに加え、「オブゴベイカー(ovgo Baker)」のビーガンクッキーが食べられる。5月14日(日)までは期間限定で12席程度のイートインを完備するが、以降はテイクアウトなので注意してほしい。
コーヒー豆は全て、環境や社会に配慮した国際フェアトレード認証と有機JAS認証を取得したオーガニックコーヒーを選定。カップやパッケージなども環境負荷の少ないものを使用し、循環型社会の実現に貢献する。
エイチ・アンド・エム ホームでは、ファッション性の高いインテリアやアクセサリーを展開。同店では主にカップや皿などの食器に加え、ランチョンマットやペーパーナプキンなどのダイニング小物のほか、フラワーベースなど約40型が並ぶ。季節ごとにラインアップは変更していく。
このほか、商品を輝かせるために、フロアごとに緑、黄色、青と異なる色をテーマとして取り入れた内装にも注目してほしい。既存店よりゆったりとした陳列となっており、自由な動線で楽しむことができる。
同日発売の期間限定コレクション「ミュグレー・エイチ・アンド・エム〔Mugler H&M)」も見逃せない。これは、1980〜90年代に一世を風靡(ふうび)し、今なお若きファッションアイコンに多くのファンを持つフランス発のファッションブランド「ミュグレー」とコラボレーションしたシリーズだ。
同コレクションに合わせてフォトブースも出現する。いずれも14日までなので、この機会にぜひ訪れほしい。なお、コレクション商品は数量限定のため、期間中でもなくなり次第販売終了となる。
エイチ・アンド・エムジャパン代表取締役社長のアネタ・ポクシンスカは、オープニング会見の際に「パンデミックが落ち着き、今は実店舗の重要性がクローズアップされています。ショッピング体験だけでなく特別な付加価値体験ができる同店に多くの人を迎えられることをうれしく思います」と笑顔を見せた。
今後も同店は、新しい試みを柔軟に展開するラボのような店舗となる予定。内装の試みやイベント、デザイナーコラボレーションコレクションをはじめとした店内でのポップアップなどの展開に期待したい。
エイチ・アンド・エムは2023年3〜5月のうちに、国内で7店舗を連続オープンさせている。これからも実店舗の出店は増やしていくそうだ。実店舗ならではの新たな購買体験をしてみよう。
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