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2023年12月11日、五反田の大崎広小路駅前にある旧ゆうぽうと跡地に、大規模複合施設「五反田JPビルディング」が完成した。
同プロジェクトは日本郵政不動産が進めてきた、高さ約97メートル、地下3階〜地上20階建ての大規模開発。基準階約3305平方センチメートルのオフィスを中心にホテル、商業施設、シェアオフィス、ホールなどの機能を備える。「TOKYO, NEXT CREATION」をコンセプトに、2024年春グランドオープン予定だ。多様な出合いと交流、新しい価値創造を促す次世代の街の拠点を目指すという。
地上1~3階は新たなコミュニティ形成につながるサードプレイスと位置付け、フードホール、シェアオフィス、ホール&カンファレンスを完備する。3〜12階がオフィス、14〜20階はホテル「オモ(OMO)5東京五反田 by 星野リゾート」が入居する。
同ホテルの最大の特徴は、14階にある「オモ(OMO)ベース」。公園でくつろぐような時間が過ごせる、水景のある「空中庭園」や、大きな窓から庭園を望めるオールデイカフェ「オモ(OMO)カフェ」、愛犬を連れた人のみ利用できる「オモ(OMO)ドッグガーデン」などのエリアで構成されている。街歩きの計画を立てたり、ひと休みしたりと、思い思いの時間が過ごせそうだ。
1階のフードホール「CITY HALL & GALLERY GOTANDA」は品川区が運営を担い、健康に配慮した多種多彩な食を用意。テイクアウトなど地域のニーズを取り込み、新しいライフスタイルを提供する。2階のシェアオフィスは、スタートアップやコワーカーの集積などといったエリアニーズに応えたスペースになる。また、働き方の多様化を促進し、館内およびエリア関係者との多様な交流プログラムを盛り込み、五反田のイノベーションの中心を目指す。
2階のシェアオフィスは春蒔プロジェクトが運営し、コワーキング・個人利用できる専用デスクやブースなどのほか、水風呂完備の本格サウナを併設する。3階は約400席のホールと、約80席のカンファレンスルームになる。品川区が運営し、ビジネスから興行まで幅広く、地域の人々に親しまれるような五反田の文化、情報の発信拠点になる予定だ。
また、建物の四方を取り囲むように多種多様な樹種を構成し「五反田の森」を整備。四季折々の表情やこもれびのある外部空間でイベントなども開かれ、地域の憩いの場を創出していく。
五反田の新たなランドマークを心待ちにしよう。
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