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パラ自転車競技で杉浦佳子が金メダルを獲得、日本選手で史上最年長

50歳のアスリートが女子個人ロードタイムトライアルで1位に

Emma Steen
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Emma Steen
Former writer, Time Out Tokyo
Paralympics
Photo: David Fitzgerald/Getty Images Gold medallist Keiko Sugiura during the Women's C1-3 Time Trial medal ceremony at the Fuji International Speedway
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女子100メートル背泳ぎで、14歳の山田美幸が日本のパラリンピック史上最年少で優勝したことも記憶に新しいが、2021年8月31日に行われた「自転車 女子個人ロードタイムトライアル(C1-3)」では、杉浦佳子 (すぎうら・けいこ)が50歳で金メダルを獲得。日本のパラリンピック最高齢記録を更新した。

薬剤師でもある杉浦は、これまで健常者のトライアスロン大会に出場していた。しかし2016年、自転車から転落して脳を損傷。パラサイクリングの大会に出場するために転向することになった。

杉浦はオリンピックが1年延期されることを知り、競技からの引退も考えていた。50歳で優勝できる可能性があるのか疑問に思っていたためだ。そんな杉浦の心を変えたのは、八幡光哉(やはた・みつや)コーチの「49歳と50歳の差は、20歳と50歳の差ほど極端なものではない」という言葉だった。

NHKによると、日本最高齢のパラリンピックメダリストになった感想を聞かれた杉浦は、「今日はちょっと年齢を忘れていました。最年少記録は二度と作れないけど、最年長記録ってまた作れますね」と答えている。杉浦は、9月3日(金)に行われる「自転車 女子個人ロードレース(C1-3)」で再び金メダルを目指す。

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