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1921(大正10)年に創業した寿司岩の流れを継ぎ、2010年にオープンした銀座 荘石ではオンラインショップを強化し、『季節の炊き合わせ』(1,300円)、『蛸の桜煮』(3人前2,600円)、ジューシーな『合鴨ロース』(3,600円)などの本格的な会席料理を提供している。
名物のタイの『棒寿司』は、注文を受けてから仕込み、作り立てをすぐに真空包装して発送。店舗で提供するのと変わりない状態で、自宅でも味わえるようにした。神戸元町で開業した寿司岩時代から続く、さらしで押し締め、少し甘めのシャリの関西風の押し寿司だ。『棒寿司』には穴子、アジもあるので食べ比べてみるのも一興だ。
寿司岩の創業者、西谷正重の孫である岡田壮右はオーナーソムリエであり、「Austrian Wine Marketing Board(AWMB)」認定オーストリア大使。江戸前寿司や会席料理を引き立てるワインをセレクトし、店では絶妙なペアリングを提案し、定期的なワインランチ会なども企画している。
取り寄せメニューにも、『煮穴子』(1本1,600円)には赤の『ピットナウアー ザンクト・ラウレント ドーフラーゲン』もしくは甘口の貴腐ワイン『ハイディ・シュレック ベーレンアウスレーゼ』など、それぞれに合うワインを記載している。
さらにはリモートで参加できるワイン会なども開始した。これは事前にワインと料理を取り寄せ、実際に味わいながらオーナーソムリエが解説。オンラインでオーストリアとつなぎ、ワインの生産者を招いてみんなで交流するという内容で、今後も開催する予定だという。
2021年2月2日(火)の節分には、予約限定で『特製恵方巻2本セット』も店頭受付で販売される。七福神にちなみ7種のネタを巻いた太巻きで、軽くいぶしたサーモンとアボカド、卵焼きが入った『えびす』と、本マグロのトロやイクラが入った『大黒』の2本がセットで3,780円。極上の寿司を口いっぱいに頬張りたい。
テキスト:間庭典子
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