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パラスポーツから着想した新競技を体験できるイベントが銀座で開催中

共生社会をテーマにスポーツの魅力を発信する『IRO×IRO STADIUM』

テキスト:
Genya Aoki
『IRO IRO STADIUM』
Photo: Mitsubishi Electric Iro Iro Stadium
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2021年11月2日(火)まで東急プラザ銀座内にあるメトアギンザ(METoA Ginza)で、パラスポーツを中心にさまざまなスポーツの魅力を体験することができる『IRO×IRO STADIUM』が開催している。

これは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会オフィシャルパートナーである三菱電機グループが主催しているイベントだ。同館の2、3階でオリジナルスポーツ体験や「共生社会」をテーマにした各種展示しており、全て無料で鑑賞・体験ができる。もちろん、車いすの入場にも対応している。

『IRO IRO STADIUM』
3階の展示コーナー。現役アスリートの道具などがある(画像提供:三菱電機株式会社)

特徴的なコンテンツは、2階の「METoA VISION」にあるオリジナルの4つのスポーツに挑戦できるコーナーだ。日本障がい者スポーツ協会後援の元、パラスポーツから着想を得た競技を体験できる。

巨大なディスプレーに向かって、両腕、または片足を使って的に矢を当てる「Just AIM」、体を使わず顔の動きだけでボールをうまく打ち返す「Just HIT 」など、自分の体や頭脳に秘められた可能性を感じることができるだろう。全ての競技が終了すると、結果に応じて自分の個性を表現した記念メダルがもらえるのもうれしい。 

3階では、スポーツの歴史と三菱電機が共生社会の実現に向けて取り組んできたことや製品を紹介しているほか、現役アスリートの競技道具やメダルなどを展示。実際に競技で使われる車いすに座って「車いすバスケットボール」のデジタル体験をすることも可能だ。

『IRO IRO STADIUM』
車いすバスケットボール体験(画像提供:三菱電機株式会社)

1階のMEToA Cafe&Kitchenでは、『IRO×IRO STADIUM』をイメージしたコラボレーションメニュー『IRO×IRO フルーツワッフル〜選べるマスカルポーネクリーム〜』を展開している。イチゴやキウイ、ブルーベリーをはじめとした個性豊かなスーパーフードフルーツに、鮮やかな色彩のエディブルフラワーなど「イロイロ」な食材と共演した、楽しげな一品だ。

『IRO IRO STADIUM』
『IRO×IRO フルーツワッフル〜選べるマスカルポーネクリーム〜』(Photo: Time Out Tokyo Editor)

同階の売店には、スポーツを通じた共生社会をコンセプトに、福祉作業所で作られたグッズにユニバーサルデザインを取り入れたアイテム、パラスポーツなどに関連した商品を販売。そのほか、各展示テーマに関連した絵本、工作キットがそろっている。

現地に行くことが難しい人は、360度バーチャルカメラによる『バーチャルMEToA』で観賞も可能だ。ほかにもスマートフォンがあれば、その場で体験できる2つのエクササイズと、スポーツにまつわる6つのクイズにチャレンジできる『超難問!スポーツポテンシャル診断』も用意。タイトル通りかなり難しいが、普段はなかなか知る機会がないことを楽しく学べる良い企画なので、ぜひ試してみてほしい。

8月24日(火)からパラリンピックが東京で開催される。二度とないかもしれないこの機会にパラスポーツの魅力や「共生社会」の実現に思いをはせてみよう。

『IRO×IRO STADIUM』の詳細情報はこちら

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