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イギリスが誇るアーティストであるギルバート&ジョージは、自分たちの重要性と遺産を誇示することをためらわない。その証拠に2023年4月1日(土)、ロンドンのスピタルフィールズに自分たちの作品だけを集めた美術館「Gilbert & George Centre」をオープンすることになった。彼らがこうしたスペースをオープンするというニュースは数年前に伝えられ、建物の工事も2015年に始まっていたが、それがいよいよ実現する。
この美術館は、近くのフォーニアー・ストリートにある彼らの有名な自宅と同じような、3階建てのジョージアン様式のタウンハウスを改装してオープン。3つの展示空間のほかにリサーチセンターも置かれ、年に「1つか2つ」の展覧会が開かれる予定だ。
ギルバート&ジョージを扱うギャラリー「タデウス・ロパック」は公式ウェブサイトで、「(ここは)彼らの芸術的遺産のための永久的な家。訪問者に彼らの歴史的な絵や新しい絵にできるだけ広くアクセスできるようにし、また彼らの活動に関する研究と学術のための場所にしていきます」とコメントしてる。
オープニング展覧会は、イギリス初公開の「The Paradisical Pictures」となる。この展示で彼らは、自分たちなりの天国を表現。生い茂った緑、腐った花、性的な風刺、そしてもちろん彼らの絵でう埋め尽くされるものになりそうだ。
この展示について彼らは、「ほとんどの人が天国を『アフターパーティー』と思っているようだが、我々は『イク前のパーティー』と考えている」と、絶妙な言い方で説明している。
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