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あの巨大イカのモニュメントが大人気、経済効果は6億円

能登、イカの駅つくモールの「イカキング」

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
巨大イカのモニュメント(Photo:能登町)
巨大イカのモニュメント(Photo:能登町)
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2021年4月、石川県 能登町の観光交流施設「イカの駅つくモール」に、設置され話題になった巨大イカのモニュメントを覚えているだろうか? 当初、新型コロナ対応の臨時交付金2500万円を利用して制作されたこともあり、一部からは疑問の声も上がっていた。

その後インパクト大のモニュメントは、地域を活性化させるアイコンとして大人気に。町は2022年8月29日、経済効果が6億円になったとの推計を発表。経済効果は建設費の22倍超に上ったという。

巨大イカのモニュメント(Photo:能登町)
巨大イカのモニュメント(Photo:能登町)

同モニュメントは、全国有数の水揚げを誇る小木港特産のスルメイカを宣伝しようと、2020年10月から施設外で制作を開始。高さは4メートル、全長は13メートルで、重さはなんと5トン。イカの口の部分から内部に入ることもできる。妙にリアルで、なんともシュールなこのモニュメントはもはや、現代アートのよう。

巨大イカのモニュメント(Photo:能登町)
巨大イカのモニュメント(Photo:能登町)

設置場所のイカの駅つくモールは、その名の通りイカへの愛にあふれた施設で、小木の特産品であるイカ漁の歴史を紹介する展示やイカ料理を提供するレストランのほか、館内の水槽では季節によって泳ぐイカを見ることができる。

当時、能登町の担当者は「巨大なイカに来場した方はびっくりしていらっしゃいました。家族連れで訪れて遊んだり、写真撮影を楽しんでいました。今後は愛称の募集のほか、アンケートを実施し、誘客効果の検証を行う予定です」と教えてくれた。

そして、アンケートの結果、今は「イカキング」の愛称で親しまれている。 

※本記事は2021年4月に公開、2022年8月31日更新

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