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ロンドンで池田亮司の個展がスタート

『Test Pattern [N° 12]』も登場

Eddy Frankel
テキスト:
Eddy Frankel
Art Editor, UK
test pattern [nº12]site-specific installation, 2017© Ryoji Ikeda. courtesy of The Vinyl Factory
test pattern [nº12]site-specific installation, 2017© Ryoji Ikeda. courtesy of The Vinyl Factory
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2014年、池田亮司はロンドンでインスタレーション作品『Spectra』を発表。空を突き抜けるような光のビームを天高く送り、この街のスカイラインを支配した。そしてロックダウンでの延期を経て、池田はついに今年、テクノロジーを駆使した驚嘆に値する没入型インスタレーションを含む作品を集めた個展を開催することになった。

その個展『Ryoji Ikeda』は、2021年5月20日(木)から8月1日(日)までの開催。会場は180 The Strandで、ヨーロッパにおける池田の展示では、過去最大級の規模となる。ゴージャスなブルータリズムの建物に広がる素晴らしい展示空間は、池田が生み出す心を奪うようなインスタレーションに最適な場所といえるだろう。

彼にとって180 The Strandは初めての場所ではない。3年前、池田は1階のメインルームの一つを占拠し、『Test Pattern [N° 12]』と題した、激しく明滅する光が印象的なインスタレーションを発表。同作品はその年の秋にロンドンで見たアートのなかでも、頭に残るほど強烈で、最高のものの一つになった。

今回展示されるのは、ブラックホールに入ったときの感覚を模したインスタレーション、ストロボが光るトンネル、巨大なスピーカーの彫刻など12作品。その中には、『Test Pattern 』の新バージョンも含まれる。

池田のインスタレーションは一見、乗り物酔いでもしそうだと感じるかもしれない。しかし、なったとしてもアートのための小さな代償と思えるはずだ。

原文はこちら

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インタビュー:池田亮司

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