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人間は檻へ、南アフリカにある逆動物園とは

近距離でライオンの撮影も可能

Sophie Dickinson
テキスト:
Sophie Dickinson
Freelance contributor
Reverse hotel’ in South Africa
Photograph: @ggconservation
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南アフリカのハリスミスにあるライオン保全施設、GG Conservationでは、「百獣の王」を見るための方法が変わっている。ここでは人間が檻(おり)に入り、77頭もいるライオンを(非常に丈夫とされている)プレキシガラスの後ろから見るのだ。

この「人間の檻」は、120~260キログラムにもなる大人のライオンの体重にも耐えられるように設計されていて、側面の一部には「携帯電話のカメラの撮影に最適な」穴が空けられている。45分間の「体験」で、料金は2,000南アフリカランド(約1万5,300円)。

保全区域のライオンたちは自由だ。GG Conservationのウェブサイトには、「ライオンがどのように反応するかは保証できません。しかし、素晴らしい体験をしていただけるように努力します」と書かれている。

A lion from within Plexiglass cage
Photograph: @ggconservation

もし気になる特定のライオンが現れたら、そのライオンを「養子」にできる制度を通し、保全施設の運営を資金的に援助することも可能だ。

GG Conservationは2002年に設立。同施設がある地域で野生ライオンが狩り尽くされてから、1世紀後だった。現在は非営利団体として、ライオンなどの動物たちの「天国」を作ることを目的に運営されている。

の中での体験に加え、保全施設内では宿泊も可能。宿泊部屋の周辺には、常時5メートル以内にライオンがいることが「約束されている」という。つまり、ちょっとしたスリルを味わいながら寝られるというわけだ。

GG Conservationにはライオンのほか、シマウマ、ダチョウ、スプリングボック、オグロヌーなどのさまざまな動物もいる。次の休暇では、こうした動物を間近に見ることができ、さらにアドレナリンの分泌も期待できるこの施設を訪れるのもいいかもしれない。

原文はこちら

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