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ヘルシー志向の弁当をテイクアウトできるスタンドが池尻大橋に登場

バランスの取れたおかずで美しくなろう

Mari Hiratsuka
編集:
Mari Hiratsuka
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
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2018年7月にスタートしたケータリングの美菜屋が、2021年7月に移転オープン。新たに、弁当やドリンクの販売をスタートした。

美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)

オーナー兼主宰者の浅野美奈弥は、モデル兼料理家。ケータリングを手がけるようになったのは、数年前、体を壊したことがきっかけのようだ。それを機に、「食べる」ということにまっすぐ向き合うようになったという。

「撮影やロケでいただくお弁当は茶色い彩りのものが多いんです。モデルの仕事をメインでやっていた頃は、太るから食べないようにしようとか、過剰なまでに食べるものを気にしていました。ヘルシーなお弁当をいただくこともあるのですが、結局、お菓子をつまみ食いしてしまうこともあって(笑)。そんな経験から、野菜中心で、罪悪感なく腹を満たすことができ、見た目も美しくテンションが上がるようなお弁当を、ケータリングで提供したいと考えました」

美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)

開業を決めた浅野はモデルの仕事を休業。約1年、料理家のアシスタントとして修業、フードスタイリストやダイエット検定などの資格も取得し、美菜屋を立ち上げた。

「美しい『菜』を食べる。『菜』を食べて美しくなる」という意味を込めたという店名の通り、美菜屋の料理は、野菜がたくさん取れることが特徴だ。管理栄養士に監修してもらい、栄養バランスも考えられている。

美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)

評判は瞬く間に広まった。中でも、女性誌の編集者の間で絶大な人気を誇る。1日100個以上のお弁当を作ることも多くなり、これまで作業していた場所が手狭になったことから移転を決意。現在の場所への移転を決め、3階建ての一軒家を大幅改装した。弁当は店頭のスタンドで販売。その奥に厨房がある。2階はキッチンスタジオとなっており、浅野が吟味し、海外から取り寄せた鮮やかな壁紙が特徴的だ。現在は知人のみに貸し出しているが、今後の展開は検討中だという。

「ケータリングでお出ししているものを、おかずの量を減らすことでテイクアウト価格にしました。ケータリング同様、栄養、彩りのバランスにはこだわっています」

美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)

看板の『Minaya弁当』はミート、フィッシュ、ビーガンの3種類を用意(各1,000円)。おかずは日替わりだ。この日のビーガン弁当は、紅芯大根を使い、花びらが散っているような見た目が美しい。紫キャベツのラペが程よくスパイスがきいたキーマと好相性の『キーマカレー』(800円)も人気だ。ケータリングで人気の『季節のフルーツサンド』(500円)も販売している。

美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)

ケータリングでは販売していなかったドリンクも新たに開発。「飲み物はこれまで未知の世界でしたが、試作を重ね、このラインアップになりました」。『自家製ハニーレモンソーダ』(500円)『イチゴミルク』(600円)など、インスタ映え間違いなしのルックスも魅力だ。

ロゴや箸袋はデザインの勉強をしているスタッフが作ったもの。店頭とオンラインショップでは、料理に使用している魚醬(ぎょしょう)や、駆除される鹿肉を使ったドッグフードなど、「環境に優しく、紹介したいもの」の販売もしている。環境問題への関心から、プラスチックゴミを減らしたいと、オリジナルの『みつろうラップ』(1,600円)も製作した。一般的なラップより野菜が長持ちし、繰り返し使ってもしわになりにくいという。

美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)
美菜屋(Photo: Kisa Toyoshima)

自宅やオフィスの近くにあったらヘルシーな生活が送れそうだ。そう伝えると、浅野は満面の笑顔でこう答えた。

「ありがとうございます。私も近所にあったら買いに行くと思います(笑)」

心も体も元気になれる、ハッピーなオーラを放つ美菜屋のお弁当は、池尻大橋駅から徒歩2、3分のスタンドで購入できる(11時から17時まで)

美菜屋の詳細はこちら

テキスト:長谷川あや

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