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2024年7月14日(日)、札幌・すすきのの老舗ジンギスカン店「成吉思汗(じんぎすかん)だるま」が東京・上野に初進出。「上野御徒町」「上野広小路」「湯島」などの駅から徒歩数分の立地に、2階建ての店舗をオープンする。
名高い有名店の味が東京で食べられるとだけあって、オープン前から話題となっている同店。本記事では、新店の魅力やぜひ食べてほしいメニューをいち早くレポートしよう。
すすきの名物「ジンギスカンといえばだるま」
1954(昭和29)年に創業し、札幌・すすきので6店舗を展開するだるまは、毎日開店前に職人が手切りする上質なマトン(生後2年以上の羊肉)を使用していることが特徴だ。上野店でも同じく、肉を新鮮な状態で提供。馬蹄形のカウンター席には七輪が1台ずつ備えられており、女性の一人客も多いという。
肉は、マトンのモモ・バラ・ウデ・肩ロース・ロースなどのさまざまな部位が入った「成吉思汗」(1,290円、以下全て税込み)、数量限定の脂身が多いロースと肩ロースを分厚くカットした「上肉」(1,690円)、高級ヒレ肉の希少部位であっさりとした食後感が特徴の「ヒレ肉」(1,690円)の3種類を揃えている。スタッフのいちおしを聞くと、やはり「成吉思汗」が人気だそう。
すすきのの常連客の中には、一度になんと7皿注文するつわものもいるそうだ。
あっさりジューシーなマトンのうまみを堪能
鍋に敷く脂に牛脂を使う店も多いが、だるまでは羊一頭から買い付けを行い、融点が高くゆっくり溶ける羊の脂を使用。奈良の板炭、備長炭を半々で使った七輪でこんがりと焼き上げる肉は、歯触りが良く、しつこさがないのでいくらでも食べられる。
また、この脂が染み込んだタマネギと長ネギなどの野菜(230円)は、甘く香ばしい独特の味わい。あめ色になるまでじっくりと火を通すのがポイントだ。創業当時から変わらない秘伝のたれは、薬味を入れてみよう。辛みを抑えた韓国のトウガラシと粗めにすりおろされたニンニクが、肉のおいしさをさらに引き出してくれる。
締めに食べたいのは、常連客が生み出したという裏メニューの「お茶漬け」。ライス(小200円、普通250円、大350円)を注文して、たれをかけたご飯にオリジナル番茶を注いだら完成だ。羊の脂が溶け出した、うまみたっぷりの一杯に仕上がる。
このほか、「ママの手作りキムチ」(395円)やチャンジャ(330円)なども、肉とご飯の相性は抜群。「韓国のり」(286円)で包むのもおすすめの食べ方だそうだ。
ドリンクは、サントリーがだるま専用に開発したというオリジナルサイズのジョッキに注ぐ「角ハイボール」(600円)や、「山崎」「白州」(各1,500円)のハイボール、「響ブレンダーチョイス」(2,000円)に注目。このほか「北海道コーン茶ハイ」(375円)や、サッポロクラシックの瓶ビール(715円)があるのも、北海道ファンにはうれしいところだ。
最後に読者へのメッセージを聞くと、「現地のスタッフ総出で、外観も価格も行列の味も全てそのまま持って来ました。札幌のおいしさを東京の人に伝えたいです」と答えてくれた。行列必至の人気店だが、この機会にすすきのグルメを試してみては。
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