ニュース

立川屋台村跡地に中央線の人気店が集うグルメなフードコート誕生

新鋭10店が集まるガレーラ フードマーケット 立川

編集:
Nozomi Takagi
テキスト::
Risako Tsukazaki.
ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima
広告

2021年12月20日、立川市内に新たな飲食スポット、ガレーラ フードマーケット立川GALERA Food Market TACHIKAWA)がオープンした。JR立川駅から徒歩5分、飲食店や住宅がひしめくエリアの細い路地を抜けると、突如現れる大きなガレージのような建物が目印だ。およそ470平方メートルもの広さを持つワンフロアの施設の中で、飲食店10店舗が昼から夜にかけて営業を行う。

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

東京都心でも人気店が出店する飲食施設が相次いでオープンしているが、ガレーラの特徴は、立川という地域性に特化している点だ。プロデューサーはTrattoria e Pizzeria MOTHERSをはじめ、東京西部で数々の飲食店を経営するMOTHERS代表の保村良豪(やすむら・よしたけ)。立川市内や中央線沿線の若手飲食店10店舗が集結している。

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

早い店舗は毎日11時からオープンし、日中からランチ休憩の客やカフェ利用の客でにぎわう。日が傾くにつれ、徐々に活気が増していく様子だ。

館内には店同士を隔てる仕切りや壁がなく、個性ある店舗がひしめき合っている。スタッフが自ら声をかけてくれるアットホームな雰囲気があり、どの店にするか悩んでしまいそうだ。シーンに応じてあらゆる楽しみ方が可能なフードマーケット。今回はその一部を紹介しよう。

立川醸造のクラフトビールで乾杯する。

タマヤ クラフトビアー(Tamaya craftbeer)(営業時間は12〜22時)

ガレーラ フードマーケット 立川
左から『立飛ゴールデンエール Lサイズ』(700円)と焼き鳥『もも』(250円)、『赤鶏せせり』(250円)、『レバー』(220円)(Photo: Kisa Toyoshima)

正面入り口を入ってすぐのテナントは、立川にある焼き鳥の名店の玉屋と、立川生まれの立飛麦酒醸造所がタッグを組んだ店。立飛麦酒醸造所は、2021年12月に市内に醸造所をオープンしたばかりで、搾りたてのクラフトビールをS、M、Lの3サイズで飲むことができる。約5種の中で選択に迷うときは、その日の気分に合わせてスタッフにおすすめを聞いてみるのもいいだろう。

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

ホップを感じながらも爽やかなビールに合わせる焼き鳥は絶品。炭でじっくりと焼き上げられた、弾力があり柔らかな肉感がたまらない。カウンターでしっぽりと飲むのも、テーブル席を囲んでにぎやかに過ごすのも、どちらもおすすめだ。

タコスで陽気な気分になる。

タコ ワサ トーキョー タコス(TACO WASA TOKYO TACOS)(営業時間は11時30分〜23時)

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima『フライドフィッシュ』『カルニータス』(各1枚400円)

大きなネオンと明るいスタッフたちがガレーラを照らすタコス専門店。本格タコスとメキシコビールやテキーラなど、さまざまな酒が楽しめる。

Photo: Kisa Toyoshimaガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

定番メニューのカルニータスは、コーラやさまざまなスパイス、ラードで煮込んだプルドポークとのこと。トルティーヤは『コーントルティーヤ』と同店オリジナルの『東京トルティーヤ』の2種類から選べる。何通りもの組み合わせをマスターしたいほど、癖になる味わいだ。

ミントやライムが映える、いちおしの酒は『タコワサワー』。ミント香るサワーがタコスの辛さを一掃し、何個でも平らげてしまいそうだ。まずは『選べるタコス盛り合わせ3ピースセット』(900円)で、気になるメニューを試してみては。

小上がりで日本酒をたしなむ。

向日葵屋(営業時間は12〜23時)

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

吉祥寺発の人気居酒屋、ひまり屋が出店。スタッフ自らが酒蔵に出向き、発見した魅力を一緒に提供する本格日本酒居酒屋。日本酒とそのあてとなるフードメニューも全て500円で、リーズナブルな設定のギャップに粋を感じる。

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

スペースの奥にはガレーラ唯一の小上がりがあるのも特徴だ。掘りごたつの中で味わう日本酒はまた格別。カジュアルな空間で、落ち着いた雰囲気を楽しみたいときにおすすめだ。

町中華で腹を満たす。

春巻のニューヨーク(営業時間は11時30分〜23時)

ガレーラ フードマーケット 立川
『五目春巻き』(308円)、『火鍋串』(干し豆腐、魚肉ソーセージ、牛肉、つくね、ダイコン、ハチノス、シイタケほか1本132円から)。クラフトビールは『モダンタイムス West Coast IPA』(858円)(Photo: Kisa Toyoshima)

立川駅にある餃子のニューヨークの新業態で、春巻き専門の中華料理店、春巻のニューヨーク。町中華を思わせる赤いテーブルが目を引く。春巻きは食べ応えある大きさで、サクサクとした食感がたまらない。そのほか小皿料理も充実しており、四川省の麻辣(マーラー)スープで煮た火鍋串も食欲をそそる。

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

クラフトビールカルチャーに詳しくなくても銘柄を選びやすい『ジャケ呑みBEER』というメニューシステムもクール。「がっつり食べたい」、そんな気分にぴったりな店だ。

コーヒーでひと息つく。

ガレーラ(GALERA PRESS COFFEE)(営業時間は11〜23時)

ガレーラ フードマーケット 立川
『カフェラテ(ブラジル・サマンパイア農園)』(630円)、『バスクチーズケーキ』(450円)(Photo: Kisa Toyoshima)

最後に紹介するのはコーヒー店。このコーヒーやデザートは、ガレーラの中で唯一、他店舗へ持ち込むことができるカフェラテにはブラジル、サマンパイア農園の豆を使用。香ばしさとミルクのまろやかさがマッチする。口当たりが滑らかなバスクチーズケーキとの組み合わせで、おいしさも倍増だ。

ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa Toyoshima

日中は仕事の小休憩に、夜は飲みの場のクールダウンに利用するなど多様な場面でぴったりな、スペシャルティーコーヒーを味わってほしい。

訪れるたびに新たな発見があるグルメスポットへ

あくまでこれらは楽しみ方のほんの一例に過ぎず、ガレーラにはほかにも寿司、おでん、ちゃんぽん、オイスターバー、自然派ワインなどをメインにした個性派の専門店が集まっている。何度訪れても新たな発見があり、店と立川の魅力に魅せられていくだろう。

オープンから1カ月、今間違いなく穴場のスポットにまずは訪れてみては

ガレーラ フードマーケット 立川の詳細はこちら

関連記事

原宿の路地裏に「千と千尋の神隠し」をイメージしたポップアップが出現

無印良品の本社に弁当と惣菜を扱うMUJIcom東池袋がオープン

ミシュランシェフ鳥羽周作がロッテとコラボレーション

ブルースターバーガーのコンセプトストアが渋谷宇田川町に登場』 

屋台が並ぶ夜市を再現、新大久保韓国横丁がオープン

 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告