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JR東日本が運行するトレインスイート 四季島はこれまでの観光列車とは一線を画す。美しい四季と日本の伝統を感じさせてくれる、本格的なクルーズトレインで、2022年には5周年を迎える。
列車の定員は34人までで、豪華客室を完備した寝台車5両、展望車2両のほか、ラウンジカーとダイニングカーで構成される。長野への1泊2日コース、北海道への3泊4日コースなどを用意。どちらも上野駅を起点に日本が誇る景勝地を巡り、長野ではワイナリー見学、北海道ではアイヌ文化などに触れることができるというもの。
注目したいのは、とにかく豪華な列車の装飾と設備。先頭と最後尾は展望車両となっており、まるで宇宙船のような近未来的なデザインの空間から、ダイナミックに流れる景色を何時間も眺めて過ごすことができる。客室のある寝台車には、プライベートのトイレとシャワールームを完備。なかには暖炉や檜風呂が付く部屋まである。
北海道を巡る3泊4日コースを選んだ場合は、函館のイクラとイカの炊き込みご飯の朝食で一日がスタート。函館では貸切の路面電車に乗って市街を観光し、ランチには絶品フレンチが提供される。午後は白老町で下車し、アイヌ文化を学べる「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を見学。ここでは、北海道の奥深い文化や自然の偉大さに浸ることができるだろう。
四季島に乗って長野の魅力を堪能する1泊2日の旅は6月から9月までの運行を予定。途中、新潟での観光を挟んだのんびりとしたルートで、車内からは美しい山里の風景を満喫。ワインバレーを散策し、グラス片手に高原の透き通った空気をを味わえる。
旅行代金は部屋のグレードにもよるが、1人37万円から。北海道を巡る3泊4日の旅は4月から11月まで運行される予定で、旅行代金は1人80万円からとなっている。
少しでも気になった人は車内でのサービスやコース内容をチェックしてみよう。両コースとも2022年1月31日(月)まで予約を受け付けており、定員に達した場合は抽選となる。割高かもしれないが、一生に一度の贅沢な体験ができるはずだ。
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