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注目のシェフ・内田悟率いるプライベートレストラン「フソウ」が渋谷に誕生

無機質と自然の温もりが融合した空間で上質な食体験を

テキスト:
Kosuke Hori
寄稿::
Midori Yamaoka
フソウ
画像提供:日本食品総合研究所「熟成牛 筍 山椒 コンテ」
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8席だけのアニバーサリーレストランとして名高い「ユニ(unis)」でスーシェフを務めた内田悟が、自身初のレストラン「フソウ(FUSOU)」を「渋谷サクラステージ(Shibuya Sakura Stage)」内にオープンした。

多くの文化を受け入れ、独自の進化を遂げる日本の食文化の多様性を、フレンチと組み合わせた新しいスタイルで提供。シグネチャーである肉のメイン料理では、熟成技術が調理工程が存分に取り入れられている。

食材は生産者との信頼関係を大切にし、顔が見えるものを採用。自身の出身地である栃木の食材をはじめ、日本全国へ足を運び、探求を続けている。

フソウ
画像提供:日本食品総合研究所

天然石の入り口は、栃木県にある大谷石の洞窟をイメージして作られた。中に足を踏み入れると8席のカウンターが出迎え、木の温もりを感じる空間へと変わる。「無機質な空間の中に有機的な自然の温もりを取り入れたかった」と内田は言う。壁には、廃棄竹材や土、床にはクルミ、カウンターには富山県産もみの木を使用している。

フソウ
画像提供:日本食品総合研究所

広々としたオープンキッチンは舞台のようだ。客席から目線の先に広がる内田の美しくリズミカルな手さばきに、訪れた客たちはとりこになるだろう。

フソウ
画像提供:日本食品総合研究所「タルタル 大根 酒粕」

渋谷への出店理由について、内田は、食の楽しみ方を知っている40、50代のみならず、自身と同じ30代のゲストが食を楽めるレストランにしたいという思いがあったと語る。

フソウ
画像提供:日本食品総合研究所「いちご 桜 トンカ豆」

ディナーコースは約10品(2万350円、サービス料別)で、18時30分からのみの完全予約制。土曜日のみ12時30分からランチ営業も行う。

気さくで優しい雰囲気を身にまとう内田の繊細で意表をつく一皿をぜひ体感してほしい。

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