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かつて、山陰・東海道新幹線100系には、4人がけの個室が導入されていた。惜しまれつつ引退したのが2003年のこと。実に20年の時を経て、東海道新幹線に個室が帰ってくる。JR東海は、2024年4月17日、N700S車両の一部に、2026年度中を目処に完全個室タイプの座席を1編成につき2室、順次導入すると発表した。
グリーン車よりもさらに上質な設備とサービスを備えた個室となる予定で、個室専用のWi-Fi、レッグレスト付きのリクライニングシート、個別調整可能な照明(明るさ)・空調(風量)・放送(音量)などの設備・機能を整備予定する。
日経新聞の報道によると、提供区間は山陽新幹線を含む東京―博多駅間を想定しており、今後JR西日本と調整して決めるそうだ。価格もグリーン車よりも割高になるという。
導入理由は、コロナ禍以降、拡大した遠隔でのビジネス環境への対応や、移動時間をより一層快適に過ごしたいといったニーズに対応するためだという。オンラインでの打合せや、周囲を気にせずゆっくりと寛ぎたい人には最適なサービスとなるだろう。
かつて存在した食堂車、カフェテリアなどを備えた形式もまた復活するのか。新幹線のさらなる進化に期待したい。
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