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国際的な大ヒット作品が、海外での公開と同時に日本の映画館で上映されることはほとんどないが、「007」の最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は例外だ。カリー・フクナガによるボンド映画25作目となる本作は、ワールドプレミアからわずか3日後の2021年10月1日(金)から映画館で上映される。
前作『007 スペクター』の後、続投するのに乗り気ではなかったダニエル・クレイグが、5回目にして最後のボンド役として登場している。しかし新作に期待しているのは彼の出演だけではない。アナーキーな悪役サフィンを演じるラミ・マレック(Rami Malek)や、初の黒人女性007として歴史に名を刻む大ブレイク中のラシャナ・リンチ(Lashana Lynch)の好演にも期待が高まる。
当初2020年4月に世界公開の予定だったが、新型コロナウイルスにより幾度も延期されたので、心から待ち望んでいる人も多いはず。ここでは、東京で開催されるジェームズ・ボンド関連のイベントを紹介したい。
銀座:写真展『NO TIME TO DIE - BEHIND THE SCENES』
ジェームズ・ボンドのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンの監修により、撮影現場で撮影された舞台裏の写真を集めた無料の写真展『NO TIME TO DIE - BEHIND THE SCENES』が、ライカプロフェッショナルストア東京で開催中だ。本作が25作目であることから、ライカのカメラで撮影された写真が計25点選ばれた。
写真は全てモノクロ写真だが、個性的なものばかり。数ある撮影地の一つであるイタリアのマテーラを背景にアストンマーチンが並ぶ写真や、撮影の合間にクレイグがトレーラーに乗っている姿、マレックがゴルフカートのハンドルから頬笑んでいるものなど、俳優たちの親密なスナップショットも展示されている。
2022年1月25日までライカプロフェッショナルストア東京にて開催
日比谷:『ジェームズ・ボンドのスタイル』
日比谷ミッドタウンでは、9月29日(水)から公開を記念した無料の展示『ジェームズ・ボンドのスタイル』を開催。本編でクレイグが着用した『トム・フォード』のタキシードやマレックが着用した衣装などを間近に見ることができる。
映画『007/カジノ・ロワイヤル』から最新作まで、ボンドの軌跡をたどることができる内容だ。さらに、マレックが映画の中で着用した日本の能面(サフィンマスク)なども展示される。
期間は9月29日(水)~10月5日(火)日比谷ミッドタウンにて開催
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