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ニューヨークで伝説のローラーディスコが復活

Flipper's Roller Boogie Palaceがロックフェラーセンターにオープン

Shaye Weaver
テキスト:
Shaye Weaver
翻訳::
Time Out Tokyo Editors
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ニューヨークの名所、ロックフェラーセンターのリンクといえば「アイススケート」という時代が終わるかもしれない。2022年4月、同地に「グルービー」なローラースケートリンクがオープンすることになった。

ロックフェラーセンターのオーナー会社であるティシュマン・スペイヤー社によると、ローラースケートが楽しめるのは2022年4月15日(金)から10月まで。運営を担うのは、1970年代後半に「自由な楽しみのメッカ」となったウエストハリウッドの伝説的なローラーリンクでありローダディスコだった、Flipper's Roller Boogie Palace(以下、フリッパーズ)だ。

ビューロー・ベタック社が設計するこのローラーリンクは、従来のロックフェラー・センターのアイスリンクより小さいものになる。代わりにリンクサイドにテーブルや椅子を置いて、一般の人がスケートを観戦できるようなスペースを確保。リンクを望むスペースは、エスプラネードやプラザの上階​​にも設けられる。

また、この機会にリンクフロアがセンター設計時の構想通りに復元される。リンクの周辺がプラザやチャネルガーデンへのグランドエントランスとして機能するようになり、ガラス製エントランスドアは、建物内へ光と風を取り込む役割も兼ねる。

ローラーリンクではスケートのほかDJプレイ、音楽ライブ、ナイトイベント、フード、展望台などたくさんの楽しみが用意されるという。またチャンネル・ガーデンには、フリッパーズのギアやグッズを販売するショップがオープンする。

ティシュマン・スペイヤーの最高経営責任者(CEO)であるロブ・スペイヤーはこの企画について、「ロックフェラー・センターでのローラースケートをすることは、ニューヨークの神髄に触れる瞬間となるでしょう。センターのリンクフロアを変貌させるパートナーとしてフリッパーズを迎えること、そして皆さんにお会いできることにワクワクしています」と語っている。

またこの企画には、より良いメンタルヘルスを促進しているサックス・フィフス・アベニュー財団(以下、サックス)も協力。リンクの共同創設者でクリエーティブディレクターのリバティ・ロスは、この取り組みについて次のように語っている。

「我々フリッパーズが信じているのは、スクロールは少なく、ロールは多く!ということ。今回の企画とサックスとの提携を通じて、メンタルヘルスに対する意識と教育を支援し、若い人たちが携帯電話を置いて参加し、自由になることを奨励できるのを楽しみにしています」

Flipper's Roller Boogie Palaceは、もともとロスの父親であるイアン・"フリッパー"・ロスが1979年にロサンゼルスのウエストハリウッドにオープンさせたローラーリンク。ロスはフリッパーズについてこう語っている。

「我々の目標は、誰もが歓迎され、判断や偏見のない、つながりと自己表現が自由に展開される世界クラスのスペースを作ること。ローラースケートのコミュニティーとスポーツの未来をサポートし、ローラースケートの自由さと楽しさを知りたがっている人々を迎え入れることを望んでいる。フリッパーズは個性、実験、喜び、そして敬意を表す場所であり、これまでもそうであった」

2022年夏にはイギリスのウエストロンドンにも彼らが手がけるリンクがオープンする予定だ。「ロンドン版」はBroadwick Live、Unibail-Rodamco-Westfieldとの協業となり、1899年に建てられた2階建ての建物を使うという。

ニューヨークでフリッパーズを楽しむためのチケットは、発売中だ。時間制で、flippers.worldからオンライン予約する必要がある。

原文はこちら

Flipper's Roller Boogie Palace Rockefeller Cente
Rendering: ImageFiction

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