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東京都公園協会は東武トップツアーズとコラボレーションし、普段見ることのできない巨大地下空間、「神田川・環状七号線地下調節池」(以降、環七地下調節池)の見学会を盛り込んだクラシックミニコンサート付きツアーを開催する。
環七地下調節池とは、水害の多かった神田川中流域の安全性を向上させるため、環状七号線の地下約40メートルに建設された延長4.5キロメートル、内径12.5メートルの巨大なトンネル施設。神田川、善福寺川および妙正寺川の水を、約54万立方メートルためることができる。
同イベントは環状七号線の真下に広がる巨大なトンネル内で、東京佼成ウインドオーケストラの奏者によるクラシックミニコンサートを実施。地下トンネルを会場としてのコンサートは、東京都では初の試みだ。豪雨災害が各地で発生している中で、東京に住む人々の命と暮らしを守るために作られた「環七地下調節池」をより多くの人に知ってほしいという目的のもと、「音楽会」の開催を決めたそう。
実施日は2023年1月22日(日)と29日(日)で、9時、11時30分、14時からの1日3回開催。22日は東京佼成ウインドオーケストラメンバーを中心としたフルートセクションによるフルート三重奏。29日は同オーケストラのトロンボーンセクションのトリオが、吹奏楽でアニメのテーマ曲やポピュラーな楽曲を30分程度演奏する。そのほか、模型室・操作室などの見学も楽しめる。ツアーの所要時間は事前説明やアンケートを入れて全2時間40分程度だ。
料金は大人5,000円、小・中学生4,500円、未就学児は無料。特設フォームに申し込む必要があるので注意してほしい。注意事項などは公式イベントページでチェックしよう。
巨大トンネル内ではどんな風に音色が響くのか。ぜひ自分の耳で体感してみてほしい。地下約40メートルの巨大なトンネルに広がる非日常空間を味わってみては。
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