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我々は数カ月前、大韓航空が搭乗前に乗客の体重を測定する計画があることをニュースとして扱ったが、最近、ヨーロッパの航空会社でも同様の取り組みが行われている。
2024年2月からフィンランドのフラッグキャリアであるフィンエアーが、データ収集を目的として乗客(および手荷物)の重さの計測データの収集を始めたのだ。ひとまずこの月末まで実施され、4月と5月に再び行われる予定だという。
しかし、そう心配することはないだろう。計測のプロセスは聞こえるほど厄介なく、数字を見ることができるのは、統計を記録しているカスタマーサービス担当者のみ。提出されたデータに名前は付随せず、嫌なら計測に協力しないことも可能だ。8日までの計測参加者は、800人を超えているという。
なぜフィンエアーはこのようなことをするのだろうか。主な目的は、飛行機における座席配列の改善。つまり顧客の重さを、機体自体の重量、燃料、受託手荷物、貨物、機内食、水タンクなども加味し、どのようにバランスをとり、配分するのが最適かを計算するためだ。こうした重量配分の改善は、機体の安全性を高めるだけでなく、不必要な燃料を減らすことにつながり、環境への影響も軽減できるとううメリットもある。
通常、ヨーロッパの航空会社は2022年に最後の見直しが行われた欧州航空安全機関の推定値を使用している。しかし、フィンエアーが独自調査を行っているのは、入手できるデータの方がより正確であるからだ。
実は、同社がこの種のデータを集めたのは今回が初めてではない。2017年に、ヘルシンキ空港で数百人の乗客が任意で体重を測定したことがある。また、前述の大韓航空のほか、ニュージーランド航空とウズベキスタン航空も、同様の措置を実施している。
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