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上野の名ストリップ劇場が公然わいせつ容疑で摘発、疑問の声も

昭和の香り漂う名劇場

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Time Out Tokyo Editors
シアター上野
シアター上野
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東京の上野にあるストリップ劇場、シアター上野が2021年4月16日、摘発された。経営者と女性ダンサー、男性従業員らが「公然わいせつ」の容疑で逮捕されたのだ。 毎日新聞の報道によると、劇場に設置されたステージ上でダンサーが下半身を露出し、客15人に観覧させたことが逮捕の原因とされる。

過去にも、ストリップ劇場が「公然わいせつ罪」の規定により、摘発されてきた事例があるが、ストリップは演者と観客両者の同意の上で成り立っているため、疑問を持つ人も多い。

シアター上野は、1995年に現在の地に移転して開館。昭和の香り漂う、ディープだがアットホームな劇場で、これまでにあまたの踊り子を輩出してきた

現在、全国のストリップ劇場は年々減少しており、1980年代の最盛期には国内に300軒以上あったが、建物の老朽化や経営不振により、20軒ほどが残るのみ。独自の大衆文化として、女性や海外からの観光客からも「女性のヌードの美しさ」を楽しむ場所として注目されるストリップ劇場が、今後も存続することを願いたい。

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