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まず、「日本のカジノ事情って、どうなっているの?」という人に簡単に説明しておくと、日本経済をインバウンド(外国人観光客)の増加で補うことを目的に、カジノ法案(統合型リゾート(IR)整備推進法案)が可決されたのは、2016年12月のこと。2020年代半ばまでに、カジノを含む統合型リゾート施設が全国に3カ所に設置されることになっている。
2021年4月2日に、政府は日本で解禁されるカジノで認めるゲームについて「ポーカー」「ブラックジャック」「バカラ」など9種類とする施行規則案を公表した。賛否はともかく、一歩ずつ進んでいる状態で、現時点でも「お金をかけない」カジノでなら正々堂々と遊ぶことができる。
六本木駅から徒歩すぐの場所に、2021年4月にオープンしたアミューズメントカジノバー、ブロウ カジノ 六本木 ゴールドは、意識しなくても目に入るネオンサインが目印。内装はゴールドと黒で統一され、ギラギラしすぎず、程よく高級感を感じさせる造りが特徴的だ。
システムはどうなっているのか?
システムを紹介しよう。来店時にチップを購入する(入場料はこれに含まれる)。初来店、またはチップを預けていない場合は、入場料込みのチップ(5,000円〜)を購入することで飲み放題でゲームを楽しめる。このチップを使ってゲームを行うのだが、お金がチップに姿を変えると、気軽に賭けられてしまうのが不思議だ。ゲームは、ブラックジャックとルーレット、バカラ、ポーカーの4種類を用意している。
アルコールとドリンクは飲み放題で楽しめる
そんな同店の最大の魅力は、ゲーム中はアルコールを含む飲み物が無料で楽しめる(一部、有料のドリンクもあり)ことだ。生ビールが無料というのもうれしい。店では食事の提供はしていないが、デリバリーをオーダーすることも可能。ピザや寿司をつまみながら、ゲームに興じることもできる。
カジノ初心者の来店も多い
実際に遊んでみようと、まずはエントランスを入ったところにあるルーレットに挑戦した。赤と黒、数字など、さまざまな賭け方ができるのでカジノ初心者にはルーレットが最もハードルが低いのではないだろうか。カードゲームも、ディーラーがルールや楽しみ方を教えてくれる。実際、カジノ初心者の来店も多く、すでに常連になっているポーカー愛好家もいるそうだ。
冒頭でも触れたが、現在の日本では、まだ実際に金をかけるのはNGだ。そのため、チップが余っても換金はできないのだが、同店では、チップを預けておけば、次の来店時に引き出すことができるというシステムを採用。チップが増えた場合は、次回来店時に入場料の1000円のみで、預けたチップを引き出して飲み放題でゲームが楽しめるという仕組みだ。日本では飲み物代の料金、またチップの引き出し時に手数料を要求されることが多いが、どちらも無料となる。
金を賭けられるカジノの誕生に備えて、また、遊べるバーとしてアドレスに加えておいて損はない。気軽にカジノの雰囲気を味わいたい時にもおすすめだ。なお、2021年5月には、赤坂にも系列店がオープンする予定だ。
テキスト:長谷川あや
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