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長年にわたり愛されている映画番組「金曜ロードショー」。1985年から放映中の同番組の歴史をたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力を同時に紹介する展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」が、東京と富山で開催される。
金曜ロードショーは1986年に「風の谷のナウシカ」を放映して以来、これまで200回以上スタジオジブリ作品を放映してきた。1997年から2009年まで番組のオープニングで使われていたムービーのキャラクター「フライデーおじさん」は宮崎駿が生み出し、「耳をすませば」を監督した近藤喜文が仕上げたものだ。
同展では、放映された作品の時代ごとの記録や風潮を照り合わせながら映画の魅力を追い、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を明らかにする。
「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」は、「風の谷のナウシカ」に登場する「腐海」を造形作家の竹谷隆之がリアルに表現した空間。圧巻のクオリティーで再現された王蟲(オーム)や大王ヤンマ、ムシゴヤシなどの造形物が登場する。
そのほか、「ジブリの大博覧会」富山展に合わせて制作された作品、「ジブリの幻燈楼」も展示。富山のガラス職人たちとスタジオジブリが監修したもので、ジブリのキャラクターがモチーフのガラスに光を照射し、映画の世界観を投影する。会場にはジブリの主人公になりきって写真が撮れるフォトブースも設置。どの作品のブースが選ばれるかは、今後発表される予定だ。
会場は天王洲の「寺田倉庫」のB&C HALLとE HALLで、2023年6月29日(木)〜9月24日(日)開催する。
金曜ロードショーでジブリ作品を初めて観た、という人は多いはず。懐かしさを感じながら、ジブリ映画のディープな世界に足を踏み込んでみては。
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