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ロンドンでは2021年6月から、交通局(TfL)が新たにレンタルサービスのトライアルを開始したことで、ようやく(合法的に)電動キックスケーターに乗れるようになった。しかし、この動きをきっかけに、王立公園団体が彼らの管轄区域への電動キックスケーター乗り入れを禁止するという問題が起こっている。
同団体が懸念しているのは、最高時速20メートルにもなる電動キックスケーターの安全性。すでに、ハイド・パーク、リージェント・パーク、ケンジントン・ガーデンズなどロンドンの主要な公園で、電動キックスケーターの走行ができなくなった。
ミラー紙によると、この新しい交通手段が、2021年末までに引き起こす可能性のある事故数は20万件。イギリスでは2019年からの電動キックスケーターによる死亡者が6人に達している。
王立公園はウェブサイトに、次のような説明を掲載した。
「公園は主に、歩行者が優先される静かなレクリエーションの場です。我々は、電動キックスケーターのスピードとステルス性が、歩行者、特に移動が困難な人、視覚や聴覚に障害のある人に許容できないリスクをもたらすと考えています」
ロンドンは、電動キックスケーターの導入を検討している50以上の都市の一つ。そのほかの都市では、ローマ、オスロ、マドリード、チューリッヒなどで実験が行われている。
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