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プロジェクトはまだ初期段階にあるが、近い将来、サンフランシスコとロサンゼルスを結ぶ豪華な夜行列車が登場することになりそうだ。
ニューポートビーチを拠点とする輸送スタートアップ企業のドリームスター・ラインズ社は、大手貨物会社のユニオン・パシフィック鉄道と覚書を締結。同社の線路を使って、ドリームスター・ラインズがカリフォルニア州のセントラルコースト区間を運行できるようになった。
ドリームスター・ラインズの最高経営責任者(CEO)であるジョシュア・ドミニクは、ロサンゼルスのテレビ局KTLAに対し、次のようにコメントした。
「ユニオン・パシフィック鉄道との提携は、我が社にとって、そしてアメリカにおける私鉄旅行の未来にとって、重要なマイルストーンとなります。このサービスを開始することで、我々は豪華で環境に優しい旅行の選択肢を提供するだけでなく、アメリカにおける夜行列車旅行の豊かな伝統を活性化させることになるのです」
これまで発表されている情報によると、ドリームスター・ラインズが走らせるのは最新の設備が整った車両。横になれるベッドのある個室、シャワー、高速インターネットアクセス、飲食サービスなど提供するという。
KTLAでは、チケット購入者が列車に自分の車を持ち込めるようにする「自動車輸送オプション」についての話もあると報じているが、
それがどのように機能するかについては、ドリームスター・
サンフランシスコとロサンゼルスをつなぐ約756キロメートルの大部分はユニオン・パシフィック鉄道が所有しているが、一部の利用について、さらにカルトレインとメトロリンクとの合意が必要になるという。
全てが計画通りに進み、タイムリーに適切な契約が結ばれれば、早ければ2025年夏にサービスが開始される見込みだ。
サンフランシスコのニュースサイトであるSFGateによると、同地があるベイエリアとロサンゼルスを結ぶ最後の夜行列車が運行を終了したのは、1983年。今は、陸路の交通機関としては、列車とバスの組み合わせか、ロサンゼルスから(サンフランシスコの少し南の)オークランドまで11時間半かかるアムトラックがある。
そうした2都市間を結ぶ列車の現状を考えると、新しい夜行列車の運行は明らかに大きな進展だ。
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