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2022年5月、三軒茶屋に新たなDJバー、ハナレ(HANARE)がオープンした。渋谷・青山蜂の姉妹店である同店は、クラブやバーが多く集まる三軒茶屋で新たなミュージックプラットフォームの一つとして、これからのナイトシーンを盛り上げていく。
窓から人と車の往来を見下ろせる三茶の新名所
三軒茶屋駅から茶沢通り沿い徒歩10分。Y字路の間に建てられた細長いビルの中にハナレはオープンした。入り口は茶沢通りに面した居酒屋の方ではなく、裏手のドアからだ。
らせん階段とエレベーターを使って4階まで上がると、ハナレの入り口にたどり着く。扉を開けると最初に目に飛び込むのは、ビビッドなピンク色の壁と、特徴的な間取りを生かし奥に配置されたDJブース。フロアは10〜15人前後が入れば十分に盛り上がるようなサイズ感だ。ほかのクラブやDJバーで過ごしてきた人や、これから渋谷へ向かう前に一杯飲みに来た人が、入れ替わり立ち替わりに訪れる。
ハナレの魅力の一つは、国内有数音響メーカーの田口音響を取り入れていること。しっかりとした臨場感のある音を楽しむことができる。今後は渋谷・三茶エリアを中心に活動する、さまざまなジャンルや世代のDJを招致するという。
スタッフは、渋谷で1995年から営業を続ける青山蜂のメンバーが中心。「蜂」の姉妹店として、ほぼ毎日営業を続ける予定だ。蜂の名物でもあるコーヒー焼酎も販売する。
渋谷、下北沢からもアクセスしやすい好立地が魅力
三軒茶屋は32016や天狗食堂をはじめ、アンダーグラウンドなクラブカルチャーが醸成される「箱」が立ち並ぶエリア。立ち飲み屋が密集する三角地帯もあることから、外国人観光客も多く訪れる。また、近年新たなクラブが増え盛り上がりを見せている下北沢にもアクセスしやすく、渋谷へ行く場合もタクシーで10分弱と利便性は高い。
今後、ハナレに寄ってから各方面へ遊びに出かける、という行動パターンが広まることを期待したい。なお、現在はお店も試行錯誤を重ねているところ。不定休となるため、訪れる前には店のInstagramから、DJのラインアップや営業時間をチェックしてほしい。
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