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ロック好きに朗報。CDやレコードを取りそろえるレコードショップ、ディスクユニオン初の大型ロック専門店が、渋谷のヒューリックアンドニュー宇田川(HULIC &New UDAGAWA)にオープンした。総在庫数5万点以上もの大型店舗には、国内外問わず幅広いロックミュージックがそろっている。
約5万点以上の新譜、旧譜が集結
店内には専門スタッフやバイヤーが買い集めたCD約3万5000点、レコード約1万5000点が並ぶ。主なジャンルは1950年代から2020年代までのメインストリームなロックを中心に、パンクやプログレ、ヘビーメタルなど、さまざま。新旧、国内外を問わず、あらゆるロックミュージックを網羅するラインアップだ。中にはビンテージのオリジナルレコードや、廃盤となったCDなど、手に入りにくい商品も。
また、海外からも人気のシティーポップも充実しているのが特徴だ。Jポップ・ロックコーナーには、山下達郎やイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)などの幅広い世代に愛される名盤がそろう。店内にはDJブースと、プロユースとして信頼の高いJBLのスピーカーが6台設置されている。今後は不定期でインストアライブなどのイベントを開催する予定だ。
ロックファン垂ぜんのアパレルコーナーも充実
ディスクユニオン ロックイントーキョーの特筆すべき点は、ロックTシャツやキャップなどのアパレル、そしてお酒や書籍などのグッズも充実しているところだ。
特にTシャツはビンテージから新品まで、国内外さまざまなアーティストのロックアイテムをそろえており、既存のディスクユニオン店舗とは一線を画している。ディスクユニオンとアーティストのコラボアイテムも充実しており、これからのフェスシーズン、世話になる機会は多いだろう。
2021年3月17日からは、オープン記念のコラボグッズも店頭で販売される。Tシャツやトートバッグ、スリップマットなど、ファンにはうれしいデイリーユースな商品だ。
さらに、レジカウンターの向かいにはギャラリースペースもある。17日からはDU BOOKSから、完全限定生産1000部で発売される『ロック映画ポスター・ヴィンテージ・コレクション』の刊行を記念し、期間限定のポップアップストア『ロック映画ポスター展』を開催。書籍で紹介された実際のポスターを展示販売する。また、今後は3週間おきを目安にアーティストの特集など、さまざまなポップアップ展を開催していく。
レコードブームの最中、渋谷からロックミュージックが開花する可能性も
80年代後半〜90年代には、ピーク時にして40店舗以上ものレコード屋が軒を連ね、「音楽カルチャーの発信地」として発展した街、渋谷。ここ数年は再燃するレコードブームに合わせ、徐々に渋谷各所のレコードショップも盛り上がりを見せつつある。
渋谷にロック専門店が登場したことで、良いロックに出合うえるチャンスが増えた。渋谷を起点に、新たなロックミュージックのカルチャーが開花する可能性に期待したい。
テキスト:高木望
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