[title]
近年、多くの人がオフィスで働く必要がないことに気付いている。パンデミックの後、生活がほぼ正常に戻ったとはいえ、リモートワークの人気が衰えることはない。そのため、海外に住んで仕事をするリモートワーカーを呼び込むため、いわゆる「デジタルノマド」ビザを提供する国も増えている。
そうしたビザの提供を始めた最新の国は、コロンビアである。同国の場合、世界中の同様の制度よりもはるかに手頃に取得できる可能性があるのだ。一般的にデジタルノマドビザは高所得者向けのものだが、コロンビアでは月収9万円ほどで済むという。
例えば、コスタリカにおける同様の制度では、月収3,000ドル(約39万7,000円)以上でなければならないので、はるかに低いといえる。重要なのは、コロンビアの基準額がイギリスやアメリカなどの平均賃金を大きく下回っていること。しかも、コロンビアは最も物価の安い国の一つなのだ。
同国のこの新しいビザの申請に必要なのは、有効なパスポートと健康保険、雇用を証明する雇用主からの手紙、そしてあとは、毎月300万コロンビアペソ以上(約9万円)の収入があるという銀行明細書となる。
コロンビアのこのデジタルノマドビザを取得したリモートワーカーは、最長2年間の滞在許可が得られるのに加え、物件を借りたり携帯電話を契約したりするのに必要な「Cedula de Extranjeria」と呼ばれる国家身分証明書も付与される。
とても簡単だろう。世界有数の都市(コロンビア第2の都市であるメデジンは、タイムアウトの「世界のベストシティランキング」の3位)で日常生活を送り、素晴らしいナイトライフに酔いしれ、世界的に有名な料理に舌鼓を打つなんてことも、あっという間にできてしまうのだ。
関連記事
『Colombia’s new digital nomad visa looks VERY tempting(原文)』
『マレーシア、ノマドワーカーのための新ビザプログラムをスタート』
『インドネシアが10年滞在可能な「セカンドホームビザ」を発行へ』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら