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飼い主に出会う未来をアートで描く、保護犬サポートプロジェクト「ダイアログ」が発足

クラウドファンディングでアーティストによる絵画やTシャツなどを販売

編集:
Genya Aoki
テキスト::
Runa Akahoshi
一般社団法人マナーニ
画像提供:Dialogue
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人々にとって犬とはどんな存在だろうか。「いつも笑顔にしてくれる。話を聞いてくれて、外に連れ出してくれる。喜びと愛情を教えてくれる大きな存在であり、ベストフレンドでもある」。そう語るのは、アメリカのネバダ州を拠点に活動するアーティスト「Chilipepper's Painting」ことYasuyo Corbettだ。

犬の鳴き声「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」と読む語呂合わせから「犬の日」とされている2022年11月1日(火)に、アートの力で保護犬をサポートするプロジェクト「ダイアログ(Dialogue)」が発足する。それに合わせて、限定アートとそれらを施した商品の販売を行うクラウドファンディングが開始される。

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画像提供:Dialogue

同プロジェクトでは、Chilipepper’sPaintingが保護犬の写真から未来の彼らの姿を想像した絵を描く。それを通じて、人々と保護犬の対話(ダイアログ)を生み出し、クラウドファンディングなどで多くの人々が保護犬を減らすアクションに参加できるサイクルを作り出す。

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画像提供:Dialogueサポートの流れ

リターンでは、一点ものの絵と、絵が施されたTシャツやトートバッグなどのグッズを用意。集まった資金の一部は、マナーニの動物介在教育プログラムの教材、学校教育の支援に充てられる。

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画像提供:Dialogue絵に書き下ろしたもの(上)と、実際の保護犬(下)

作品は、実際の保護犬たちがこれから新しい家族と出会えた場面を想像して描き下ろされている。「この子がこうなったらいいな」という願いと想像をかけ合わせ、さまざまなシチュエーションを想定。見ている人が気持ちも明るくなり、力がもらえるよう、インパクトのあるはっきりした色を使って制作したという。

画像提供:Dialogue
画像提供:Dialogue

プロジェクトの目標は、保護犬を保護できなくても、サポートできるアクションをアートの側面から提供すること。保護犬が新しい家族との出会いを待っているという、豊かなイメージを伝えること。

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画像提供:Dialogue

マナーニ理事の須崎大は同プロジェクトのきっかけについて、「愛犬が亡くなった際、知り合いを通じてChilipepper’Paintingのことを知り、愛犬の絵を書いてもらいました。また会いたくなるようなたまらない絵で、その後もう一度彼女の絵を見た時に直感が働き、彼女に保護犬の絵を描いてほしいとお願いしました。彼女は一瞬驚いた後に、やはり直感でうなづいてくれました」と立ち上げの背景となったストーリーを語る。

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画像提供:DialogueDialogueプロジェクト発足記者発表会にて DO ONE GOOD高橋(左)、Dialogueの須﨑大(中央)、DialogueのYasuyo Corbett(右から2番目)、一般社団法人はーとinはーとZR代表理事池上(右)

Corbettは「対話は、視野を広げ、価値観を高め、多様性を受け入れる大きな心を育ててくれるものだと思います。私の絵を見た人が、自分の心の中にある思いを、人と語り合う第一歩となることを願っています」と同プロジェクトへの参加を促す。

現在、日本の保護犬の数は約2万7635匹。いまだ譲渡先を待つ犬たちが多く存在する。アートを通して保護犬への理解を深め、ぜひ支援してほしい。

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