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2023年12月にプレオープンして話題を呼んでいた、対話をコンセプトとしたカフェ「ダイアル プレゼンテッド バイ イノーヴェ(dial presented by ENUOVE)」(以下、「ダイアル」)が2024年1月、グランドオープンを果たした。 ダイアルは、ブライダルリングブランドの「イノーヴェ(ENUOVE)」がプロデュース。店名は「対話」という意味のdialogue(2人の関係性を調整する)という言葉に由来する。
立地は、蔵前と浅草のほぼ中間。墨田川沿いの脇道を歩いていると、ヨーロッパの街角にあるようなおしゃれな外観のカフェが姿を現す。
「対話」がテーマって、一体どういうこと?と思うかもしれない。店内にあるレトロな棚の引き出しの中には、さまざまなテーマのトピックスが書かれたカードが用意されていて、そのテーマをきっかけに対話ができる仕組みになっている。
婚活やマッチングアプリなどで知り合ったばかりの2人を対象にしたものだろうかと思ったが、長年付き合っている2人が、よりお互いのことを知るためにも役立ちそうだ。「学生時代に自分を気にかけてくれていた先生のこと」「携帯電話に保存してある、写真、もしくは動画を一つだけ残して削除しなければならないとしたらどの画像・動画を残す?」といった、普段の会話ではなかなかトピックスに上がらない話題を提供してくれる。
13時から注文できるアシェットデセール(皿盛りデザート)も、2にの会話に寄り添い、また、見栄えのするものを用意。シグネチャーメニューは、「ミニマル ビーントゥーバーチョコレート(Minimal Bean to Bar Chocolate)」のチョコレートを使用した、プラントベースの「スフレ・ショコラ」(1,800円、以下全て税込み、数量限定)。「いちごとスミレのパフェ」(2,200円)もかわいらしい。
ドリンクにもこだわり、フランス王室が認めた歴史あるティーブランド「ダマンフレール(DAMMANN FRÈRES)」の紅茶を15種類用意。なお、ドリンクにはフォーチュンクッキーが付く。
対話のきっかけとなる仕掛けが織り込まれたスペシャルなコース「ダイアログ コース」(3,500円)は、フォーチュンクッキーとドリンク、デザート、そして、おみくじ形式で「対話」のカードを選ぶことができる。デゼール同様、13時以降から注文でき、ラストオーダーは17時だ。
「カップルでないと浮くのでは?」という心配は無用。パステルグリーンを基調とした、⽊やアーチを多⽤した空間は自分自身との対話を楽しむのにもぴったりだ。手の込んだアシェットデセールを楽しみながら、自分にじっくり向き合うのもいいかもしれない。
また、ベーカリーを併設しており、朝食セットやランチが楽しめる。テイクアウト専用の窓口も設けるなど、さまざまな用途で利用できるのもうれしい。
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