[title]
『ポケットモンスター』は、その誕生から20年以上にわたって、ゲームやトレーディングカード、アニメ、果てはハリウッドでの実写映画まで、世界中のコンテンツを席巻してきた。そしてこの度、アメリカのアーティスト、ダニエル・アーシャムとコラボレーションした大規模展示が開催される運びとなった。
アーシャムは2020年に渋谷のパルコミュージアム、2021年にはニューヨークのペロタンでポケモンを扱った展示を行ってきた。今回は、過去にも作品を展示したギャラリーのナンヅカと組んで『A Ripple in Time/時の波紋』を開催する。
展示は、都内5カ所の会場で開催。ナンヅカによる、ナンヅカアンダーグラウンド、ナンヅカ2G、3110NZ by LDH キッチンの3カ所に加えて、六本木ヒルズの66プラザや草月会館1階のイサム・ノグチの石庭にもパブリックアートとして作品が披ろうされる。
アーシャム自身が「フィクションとしての考古学」と呼ぶ、ポケモンのキャラクターが化石化したかのような独特の表現が見どころ。中には、黄鉄鉱やセレナイト、火山灰、ガラス、水晶、ブロンズなどでできている作品もある。
ナンヅカアンダーグラウンド
5つの中で、ナンヅカアンダーグラウンドの展示が最も大規模だ。アーシャムが、テレビ版『ポケモン』シリーズのディレクターである湯山邦彦とコラボレーションしたショートアニメなどを観ることができる。アーシャムは、この作品についてプロットや場面セッティングから、どのキャラクターが登場するかといった細部に至るまで2年にわたって関わってきた。
アニメに着想を得た、結晶化したポケモンを描いた一連の作品も2022年3月27日(日)まで展示されている。
草月プラザ
草月プラザでは、イサム・ノグチの石庭の周囲を取り囲むようにニャースやミミッキュなどの新作彫刻が並ぶ。展示は2月20日(日)まで。
六本木ヒルズ 66プラザ
六本木ヒルズ 66プラザでは、6体の巨大なブロンズ彫刻を展示する。彫刻になったのはピカチュウ、ミュウツー、カラカラ、プリン、ヒトカゲ、トレーナー&ピカチュウで、2月26日(土)まで。
3110NZ by LDH Kitchen
アーシャムの作品の原点となったドローイングを展示中。3月6日(日)まで。
ナンヅカ2G
掉尾(とうび)を飾るのは、渋谷パルコ2階のナンヅカ2G。幻のポケモンの一つ、ミュウのほか、2つのレリーフ作品を展示している。3月6日(日)まで。
なお、ナンヅカオンラインストアでは、Tシャツやヒトカゲのキーチェーン、ジュエリーブランドのアイファニーオブジェクト(EYEFUNNY OBJECTS)とコラボレーションした黒御影石と水晶でできたポケモンカードなどのアイテムも販売中。応募式で、2月22日(火)11時00分〜2月28日(月)
関連記事
『業界初、製作過程を公開する国際映画スタジオがギンザシックスにオープン』
『Chim↑Pomが森美術館内に託児所を開設、クラファン実施中』
『国立新美術館で「メトロポリタン美術館展」を楽しむ5のこと』
『下北沢に複合施設テフラウンジが開業、ミニシアターなど併設』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら