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世界で活躍するフランス人現代アーティストのシリル・コンゴ(CYRIL KONGO)の日本初個展「CYRIL KONGO’s POP-UP STUDIO "FROM PARIS TO TOKYO”」が、2022年11月5日(土)〜27日(日)に渋谷区神宮前の「1/1 32117」で開催する。これは、建物とアートを融合させる新オフィスブランド「ワン(1/1)」が、第一号ビル「1/1 32117」を開業した記念に実施される特別展だ。
コンゴは17歳の頃、パリでグラフィティ制作をスタート。フランスで有名なアーティストグループ「Mort Aux Cons(通称MAC)」に参加し、パリの街にアートを描いていった。グラフィティアート、ストリートアートがまだ破壊行為とみなされていた2002年、パリ発のグラフィティ・フェスティバル「KOSMOPOLITE」を立ち上げ、アーバンアートがれっきとした芸術であることを示した一人である。
その後、活躍の場をヨーロッパから世界に広げ、2011年にエルメス(Hermès)、2016年にリシャール・ミル(Richard Mille)、2018年にはシャネル(CHANEL)とコラボレーションを実現。現在、彼の作品人気はさらに高まりを見せている。
同個展では、来場者の目の前で4.8メートルの大型新作を描き上げるなど、単なるギャラリーではなく、アトリエを併設したインスタレーション空間を実現。イマジネーションとノウハウにあふれた刺激的な個展を開催する。また、世界的に貴重な作品16点の展示・販売も行う。
「1/1 32117」には、今後スタートアップ企業などが入居予定。同ビル運営企業、サンフロンティア不動産代表取締役社長の齋藤清一は今回のシリルとのコラボレーションについて「これまで日本になかったアートを取り入れたオフィスビルを展開することで、クリエーティビティを向上させ、その結果、東京がスタートアップフレンドリーな街になるよう、取り組みを加速させたい」と意気込みを語る。
開場時間は11〜19時。入場無料だ。14日(月)〜27日 (日)は事前予約制なので注意しよう。世界が注目する新たな才能をぜひ自分の目で確かめてみてほしい。
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