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原宿の商業施設「ハラカド」に体験・購⼊できるクリエーター拠点が誕生

2024年春開業、雑誌ライブラリーやギャラリー、ミニシアターなどを完備

編集:
Genya Aoki
テキスト::
Tomomi Nakamura
ハラカド
画像提供:東急不動産ハラカド
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2024年春、「ラフォーレ原宿」がある神宮前交差点を挟んだ旧「コンドマニア」跡地にクリエーティブな商業施設、東急プラザ原宿「ハラカド」がオープンする。地上9階、地下3階建ての大型施設で、外装・屋上デザインの設計は建築家の平田晃久が手がける。

2023年9月7日に、同施設の中核となる3階フロアのコンセプトやテナントの詳細情報が明らかになった。クリエーターの共創を促す社交場を中⼼にスタジオやギャラリーなどを展開。それぞれが生み出したものにその場で参加、体験、購⼊できる機会を作ることで、創造と消費が循環する場を提供していくという。

約3000冊以上の雑誌ライブラリー

ハラカド
画像提供:東急不動産

2階共用スペースと3階には、約3000冊以上の雑誌が集まるライブラリー「COVER」が入居。日本出版販売の子会社である「ひらく」がプロデュースし、想像力を刺激する「街の雑誌図書館」として原宿の新たな「たまり場」を目指す。

会員制のクリエーティブラウンジ

ハラカド
画像提供:東急不動産

3階にある会員制のクリエーティブラウンジ「BABY The Coffee Brew Club」は、同施設のメインとなるエリア。ラウンジやミニシアター、ギャラリーを取り揃えるほか、ポップアップスペースなどを備えている。プロデュースを手がけるのは、クリエイティブディレクターの⼤⽊秀晃とプロデューサーの城本久嗣だ。

ハラカド
画像提供:東急不動産

ソーシャルクリエイティブ専門のスタジオ機能

ショート動画の撮影や編集、配信を行う「ソーシャルスタジオ STEAM STUDIO」を展開するのは、「博報堂ケトル」。インフルエンサーネットワークの構築やイベントも実施していく。

ハラカド
画像提供:東急不動産

ジャンルレスなアートギャラリー

同じ階にはアートディレクターや映画監督も努める千原徹也のデザイン事務所「れもんらいふ」が入居。デザインを学べる会員制サロンを展開するほか、クリエーターが作品を発表し、展示や販売もできるギャラリー、ポップアップスペースを備える。

このほか、企画やデザインを手がける「ジョージクリエイティブカンパニー」が担う「匿名希望画廊 」でも、ジャンルレスな作品が鑑賞、購入できる。

表情を変える、クリエーターカフェ

銘菓「うなぎパイ」で知られる「春華堂」が運営するクリエーターカフェ「HOW’z(仮称) 」も必見だ。時には社員食堂、時には喫茶・イベントスペースとなる同店では、訪れるたびに違う表情が楽しめる。

ラジオから「ハラカド」発のカルチャーを発信

インタラクティブスタジオを持つラジオ局の「J-WAVE」は、建物に集う表現者たちの鼓動や発想を音声コンテンツにして、ポッドキャストプラットフォームで届けていくそうだ。

このほか、地下1階には高円寺で創業した老舗の銭湯小杉湯」が2店舗目「小杉湯原宿(仮称)」を出店することが決まっている。ここで生まれる作り手同士のシナジーに期待を寄せつつ、オープンの日を待とう。

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