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新型コロナウイルス感染症ワクチン接種までのタイムラインを公開

6月末には6000万人分を予定

Emma Steen
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Emma Steen
Former writer, Time Out Tokyo
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現在、一部の国が新型コロナウイルス感染症の最初のワクチン投与を実施し始めているなか、日本政府はそれを東京五輪に照準を合わせようと画策している。本記事では、日本のワクチン接種プログラムのタイムラインを紹介していく。

2021年1月末:モデルナ社のワクチンの臨床試験(治験)の開始。ジャパンタイムスによれば、ファイザー社も1月末までに日本での治験結果のデータを提出するという。日本でのワクチン投与にこれほど時間がかかっているのは、一部には、他国よりも安全性の確保のための実験をより多く求めるからということもある。

2月中旬:厚生労働大臣の田村憲久は、全て計画通りに進めば、ファイザー社のワクチンがこの時期に承認される見込みだと明らかにした。 

2月下旬:ファイザー社のワクチンを約400万人の医療従事者に対して接種開始。

3月下旬:ファイザー社のワクチン3600万人分を準備、65歳以上の高齢者を優先して接種。

5月:モデルナ社のワクチンが承認される見込み。ロイター通信によれば、武田薬品工業の日本ワクチン事業部長である今川昌之は、5月のワクチン承認取得は「最善のシナリオの場合」だと述べた。これは臨床試験に数カ月を要するためとみられる。

6月末:残り1億2千万回分のファイザー社のワクチンが接種可能となる見込み。ワクチンは2回に分けた接種を想定しているため、6000万人分となる。

本記事は2021年1月20日時点での情報であり、随時更新予定。

原文はこちら

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