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代々木上原に日本初の「シェアフォレスト」が誕生

2024年8月31日まで、都市の空き地で小さな森を育てる

テキスト:
Kosuke Hori
Editorial Assistant
コモリス
画像提供:株式会社ACTANT
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都市の空き地や遊休地に小さな森を作り、その場の自然やさまざまなアクティビティを楽しみながらメンテナンスを継続していく、日本初のメンバーシップ制のシェアフォレストサービス「コモリス(Comoris)」の社会実装が開始。2024年8月31日(土)まで、本格的なサービス開始前に、代々木上原でコンセプトモデルをオープンする。

コモリス
画像提供:株式会社ACTANT

気候変動や環境危機に対する意識の高まりから、都市生活や消費行動に求められるトレンドが変化している昨今。遠方のキャンプ場や別荘に出かけずとも、まるでサテライトガーデンのように、気軽に豊かな自然と触れ合い、自由に木々や草花を育てるまたとない機会になるだろう。

コモリス
画像提供:株式会社ACTANT

同サービスは、NFTによるメンバーシップ制で運営。メンバーや周辺住民は、場の育成はもちろん、野草を使った食のイベントや森での実地研修など、さまざまな学びのプログラムへの参加を通して、自身の暮らしだけでなく地球にも優しい、ネイチャーポジティブな都市生活を実現できる。

コモリス
画像提供:株式会社ACTANT

コモリスは、アーバンフォレスト(街中の森)によって街の生態系の健全性を取り戻し、2021年に主要7カ国首脳会議(G7サミット)で合意された、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する「30 by 30」に貢献することを目標としている。アーバンフォレストは、生態系の保全やヒートアイランド現象、水害の軽減だけでなく、人間にとっても心理的・健康的な憩いの場となるはずだ。

コモリス
画像提供:株式会社ACTANT

また、通常であれば駐車場になってしまうような土地をシェアフォレストにすることで、不動産事業としての経済性を担保しながら、地域の環境的な価値を高め、そのケアを担うコミュニティーとともににぎわいを生み出すことも期待されている。

代々木上原での開設に当たり、同サービスはメンバーを募集している。詳細は公式ウェブサイトを確認しよう。都市に森を育てる、新しい試みの仲間になってみては。

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