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映画やテレビで目にする家は、あらゆる実用的な理由から、撮影用にサウンドステージ(防音設備を施した大型の建造物)に建てられることが多い。
そのため「ストレンジャー・シングス」シーズン4の重要な舞台の一つである「悪魔に取りつかれた屋敷」が、実際に人が住める建物であると知ったときは驚きだった。そう、1950年代に移り住んだヴィクター・クリールとその家族が、シーズン4の大悪党である殺人鬼ヴェクナと遭遇することになったあの家だ。
「クリールの家」として登場する、ゴシックリバイバル様式のその家があるのは、アメリカ・ジョージア州ローマの中心部近く。1882年にハミルトン・ヤンシーという地元の弁護士によって建てられ、実際には「クレアマウント・ハウス」と呼ばれている。ベッドルームは6部屋、バスルームは7部屋ある2階建ての豪邸で、ローマにおける最も著名な歴史的邸宅として知られている。
現在この家に所有者はいるが、もし再び売り出された場合の想定価格は、87万2,800ドル(約1億1,878万円)。中央にあるマンサード屋根と木造の骨組みは映画「サイコ」の家を思わせるが、資金力があり、そうしたことに動じない人は購入を検討してみてもいいかもしれない。
Mashableによるとその「サイコ」との類似点は、「ストレンジャー・シングス」のロケハンチームと制作チームにとって大きな魅力だったそうだ。制作陣がローマを訪れたとき、この家は購入されたばかりで、所有者が改築をしようとしていた。
そのタイミングであれば、建物に多少の手を加えることが可能だったため、不気味な「クリールの家」を撮影するには好都合だったという。ただ全ての「クリールの家」のシーンが現地で撮影されたわけではなく、サウンドステージで撮影されたものも多くある。
この家は個人の住宅となっている。ファンが自撮りをするために訪れたり、「裏側の世界」からアクセスすることはできない。
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